現地時間9月5日に開催されたPPV「ALL OUT」で、2000年代のインディシーンを牽引したレジェンド、ブライアン・ダニエルソンが帰ってきました。2009年にWWEに入団し、ダニエル・ブライアンとなった後は名実ともにプロレス界のトップスターとして活躍しました。
ダニエル・ブライアンの入場曲といえば「ワルキューレの騎行」。しかし、ブライアン・ダニエルソンの場合は、Europaの名曲「The Final Countdown」でした。
この曲は最高ですね…。
さて、ダニエル・ブライアンとWWEの契約が切れ、「AEWにブライアン・ダニエルソンがやってくる」と噂され始めた頃から、Youtubeには「AEWのブライアン・ダニエルソンの入場曲」としてThe Final Countdownが何度か違法アップロードされていました。
ダニエル・ブライアンではなくブライアン・ダニエルソンとして入団するのであれば、そりゃThe Final Countdownのほうがふさわしいだろう、AEWは入場曲のライセンスを取得することをいとわない団体だし……と思っていたら、ALL OUTで流れたのはワルキューレの騎行の方でした。
正確には、この曲はElliott TaylorのBorn for Greatnessという曲です。←のリンクにサブスクへの案内がありますので、ぜひどうぞ。
ワルキューレの騎行を引用した楽曲が使われた理由は何だったのか?レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、AEWのトニー・カーン社長はThe Final Countdownのライセンスを取得しようとしたものの、料金が法外な値段だったので断念したのだそうです。ピクシーズのWhere is My Mind?やバルティモラのTarzan Boy、ランシドのRuby Sohoと比べると、確かに高そう……。権利関係へのうるささが桁違いな感じはします。イメージでしかないですけど。
The Final Countdownでの入場は実現しませんでしたが、Yes!ムーブメントを経た彼の入場曲としてはワルキューレの騎行のほうがふさわしいのかもしれないですね。
(Wrestling Observer, WrestlingNews.co)