最近、AEWにはスターレスラーの入団が増えています。CMパンク、ブライアン・ダニエルソン、アダム・コール、ルビー・ソーホー(ルビー・ライオット)、マラカイ・ブラック(アリスター・ブラック)、アンドラーデ……。
現地時間9月5日のPPV「ALL OUT」で復帰戦を行ったパンク、サプライズ登場したダニエルソンとコール。この3人と若手レスラーたちの関係はどうなっていくのでしょうか。
パンクは、AEW入団を決めた理由の1つとして「才能ある若手たちと一緒に仕事をするチャンスがある」ことを挙げています。人気若手選手の1人であるクリス・スタットランダーは、パンクと一緒に仕事をする可能性について、次のように語っています。
彼からいろんなことを学びたい。なんとしても。いろんな人から勉強したいといつも思ってるから。レスラーのキャリアは人それぞれだし、そこから得ることはたくさんあるよ。
スタットランダーは女性レスラーですから、試合で対戦する可能性は低いでしょう。ただ、プロレス界の頂点に上り詰めたパンクから学ぶことはたくさんあるはず。彼は若手に知識を伝えることをいとわないレスラーなので、バックステージでもAEWに多くの利益をもたらすはずです。
一方、ダニエルソンはパンクとは違うことを言っています。ALL OUT終了後のメディアスクラムで、彼は笑いながら次のように語りました。
パンクのように、「若手たちを助けたい」なんて言わないよ。俺はそいつらの頭を蹴っ飛ばしてやりたいね!
文字通り「頭を蹴っ飛ばされる」としても、それはダニエルソンと同じリングに上がっているということだし……WWE時代の終盤にSmackDownのバックステージでクリエイティブ面の影響力を強め、お気に入りの選手たちの出番を増やしていた彼の本心が真逆なのは言うまでもありません。彼もまた、若手選手たちの良い手本になるはずです。
パンクとブライアンは40代ですが、アダム・コールはまだ32歳。少なくともあと10年は主力級の活躍ができるでしょう。彼は若きスター候補、ジャングル・ボーイとの試合を熱望しています。
まあ、いろんな選択肢があるわけだけど、そりゃ一緒にリングに上がるのが楽しみなレスラーはたくさんいるよ。ナンバーワンはジャングル・ボーイ。今日、俺が蹴っ飛ばした相手だ。すごい才能の持ち主だし、未来はとても明るい。もう一度顔を蹴り飛ばしてやりたいね。
でもな、信じられないことに、ここにはダービー・アリンやMJF、CMパンク、クリスチャン・ケイジまでいるんだ。選択肢は山ほどある。マジな話、AEWのロースターには対戦が楽しみなレスラーしかいないよ。The Eliteを除いてな。
The Eliteのメンバーとして活動していくことになるコール。名前を挙げたレスラーの中で対戦の可能性が一番高いのは、サプライズ登場の場で蹴り飛ばしたジャングル・ボーイでしょうね。
AEWには将来有望な若手もいます。ALL OUTでは、アリンはパンクの復帰戦の、MJFはクリス・ジェリコの引退を賭けた試合の対戦相手として戦いました。そして、ジャングル・ボーイはクリスチャン & ダニエルソンと共闘する……。私はハングマン・ペイジが好きです。
(Wrestling Inc, Fightful①②)