AEWで活躍する若手スター、MJF。彼は卓越したプロモのスキルを活かしてファンを楽しませるタイプのレスラーで、先日はCMパンクと約20分間にも及ぶ口喧嘩を繰り広げて話題になりました。
海外のプロレス界では、インタビューやトークショーなどで素の自分をさらけ出すレスラーが珍しくありません。しかし、天性のヒールであることを隠さないMJFはリングを降りてもMJFのまま。いろんな場でファンを楽しませてくれます。
しかし、毎週のようにDynamiteでマイクを披露している一方で、彼は2021年にまだ14試合にしか出場していません。Rampageでの試合もまだないのです。25歳という若さで月に約1試合程度にしか出場しない……それには、本人なりの理由がありました。Podcast番組「Busted Open Radio」にゲスト出演した際、彼は次のように語っています。
俺は「ここで試合をするとお得だぞ」と思えるタイミングだけでプロレスをするんだ。AEWのロースターたちは「ファンを感動させないと」と思って試合をしている、ということに気づいてね。俺にはそんな必要はない。だって、既にできてるんだから。俺の入場曲が流れた瞬間にみんな心が揺れ動いちゃうんだよ。ポジティブであれネガティブであれ、プロレス界全体を見ても、入場曲にトップクラスの反応があるのには理由がある。毎週のように試合をしなくてもみんな俺に興奮するんだ。俺はアトラクションだよ。俺はアンドレ・ザ・ジャイアントだ。
確かに、入場曲が流れた瞬間の大ブーイングは凄まじいものがあります。WWEのトップスターならまだしも、25歳の若者ですからね……。末恐ろしいというか。「おれ=アンドレ説」というトンデモを唱えられても笑顔でブーイングしたくなるような存在感を確立しているのは間違いないと思います。
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