2021年末にAEWとの3年契約を満了したCody。その後はフリーエージェントとして団体に参戦していましたが、現地2月15日にAEWからの退団を発表しました。
AEWはトップレスラーたちとの契約に「1年、あるいは2年の契約延長オプション」を付けており、双方が合意すれば契約延長となります。ヤング・バックスとブライアン・ケイジはこのオプション行使によって残留を決めました。しかし、Codyのケースでは、トニー・カーン社長がオプションの行使を見送り、新契約の締結を狙ったと報じられています。
今日、PPV「Revolution」前の記者会見に出席したトニーは、Codyのオプションを行使しなかった理由を説明しています。
これは俺と彼の個人的な問題だから、あんまり深入りしたくないんだよ。ただ、俺はオプションの年数よりも長い契約を結びたかった。正直、うまくいきそうな瞬間もあったんだけど、交渉はうまくいかなくてね。その時に思ったのは、AEWに居たいと思わないレスラーを留めるのは一番嫌なことだ、って。
もっと長い契約を結びたいと思っていたけど、実現は難しそうだった。俺は彼のことを本当にリスペクトしてるよ。ただ、折り合いがつかなくなったことで、結末がどうなるかははっきりした。とはいえ、Codyについてはリスペクトしかないし、今後もそうだろう。
(Cody抜きでの「Revolution」開催にプレッシャーを感じているか、という質問に)いや、それはない。CodyがカードにいないPPVも過去に何度かやってるし、どれも大成功だった。彼にAEWにいてほしいという気持ちは本物だよ、この団体にとってはとても重要なことだ。ただ、団体にとって最大のPPVとなった2021年のALL OUTにはCodyは出ていない。2020年のALL OUTにもいなかった。彼はPPVで非常に大きな役割を果たしてくれるレスラーだけど、彼がいなくても素晴らしいPPVを作ることはできるんだよ。ただ、彼が試合をするPPVも素晴らしいってだけ。
だから、そういう意味でも、プレッシャーはないよ。2021年のALL OUTはAEWの歴史上最高のショーだと思う。これからやるショーもALL OUTと比較されるんじゃないかな。俺が今までに参加したイベントの中でも指折りの素晴らしさかもしれないくらいだし。彼がいなくなってしまうのは色んな意味でとても寂しい。しかし、彼の不在が素晴らしいPPVを作る上でのプレッシャーになるかというと、今までにも彼のいない素晴らしいPPVをやっているからプレッシャーはない、ということなんだ。
ムスタファ・アリがこれを読んだらどう思うだろう…という感じのコメントですね。