WWEへ復帰したコーディ・ローデスは、AEW時代にジョージア州アトランタでプロレススクール「Nightmare Factory」を設立しました。ホームページには、今も彼の名前がオーナー兼コーチとして掲載されています。
彼と共にオーナー兼コーチを務めるのは、AEW社長トニー・カーンの補佐役も務めるQTマーシャル。AEWにおける彼の存在は重要です。
トニーのクリエイティブを支え、プロデューサーとしても働き、コーチとして若手の育成にもあたり、番組でもきっちり仕事をこなす。さまざまなフィールドで活躍している人物です。トニーとマーシャルの仕事については以下の記事を参照してください。
そんなマーシャルをAEWに引き込んだ男こそコーディなのです。2人は非常に親しい関係で、コーディがAEWを去った今も毎日連絡を取り合っているといいます。Cultaholicのインタビューに応じたマーシャルは、コーディについて次のように語っています。
毎日やり取りしてるよ。彼はAEWから出て行くことになった経緯を明かそうとはしていないけど、俺はその背景を知ってる。[…]俺にとっては親友のような存在だね。俺のためにドアを開けてくれる、時にはそれ以上のこともしてくれる人だ。
俺がやってきた仕事には、誰かの助けが必要なものもあった。彼は快く手を差し伸べてくれたんだ。俺の背中には、彼の名前と評判がかかってる。だから、俺も懸命に働いたよ。いつも言ってることだけど、AEWがモノになる前、俺は彼がWWEに帰るんだと思ってた。だから余計に頑張れたんだ。
AEWがスタートした時、彼から「俺のアシスタントにならないか?」と誘われたのを覚えてる。「え、試合をやりたいんだけど…でも、いいよ!」と答えた。もちろん、頼まれたことは何でもやるよ。俺たちはずっとコミュニケーションを取ってる。今の彼のことは超嬉しく思ってるよ。彼のためには本当に必要なことだったんだ。
そして、これはみんなが経験していることでもある。自分のキャリアにおいて、どうするのが自分のためになるのか。判断を迫られる時がある。利己的に聞こえるかもしれないけど、結局は自分が幸せじゃないと誰かを幸せにすることなんてできないんだよね。できっこない。だって、みんな自分が幸せになるためにもがき苦しむものじゃないか。自分が幸せじゃないと、他人にまで手が回らないよ。
だから……彼がいない職場に毎週通うなんて、最悪だよ。ダメだ。でも、いいことがないわけじゃない。RAWを見れば、彼のプロモを味わえるんだ。これこそ、彼が望んでいたことなんだと思う。デビューした団体に戻る理由はこれなんだろう。戻って、このように扱われることを望んでいたんだ。そして、WWEはコーディが望むものを与えた。彼は自分のすべきことをしなければならなかった、ということだね。世界タイトルを獲得できるといいな。