AEWが設立された2019年以降、WWEで活躍していた選手がAEWへ移籍するケースが珍しくなくなりました。
メインロースターとしての活動に不満を抱えていたレスラーもいれば、NXTでやりきってAEWへの移籍を決めたレスラーもいる。状況は様々ですが、彼らの多くに共通しているのは、HHH率いるNXTで活躍していた、という点です。自らがスターとして売り出した選手がAEWへ行ってしまう。このことについて、HHHはどう考えているのでしょうか?
The Athleticによるインタビューの中で、彼は次のように語っています。
俺は彼らのことが大好きだ。我々が必要なところに行くのを助けてくれた人たちだし、感謝しているよ。NXTを作ろうとしていた時期があり、実際に立ち上げることができて。テレビ番組として放送できるように、放送を維持できるようにと頑張っていたあの頃、彼らが役立ってくれたんだ。
彼らがRAWやSmackDownに合うかどうかを判断するのは必ずしも俺だけじゃなくて、ビンスの判断であり、ファンの判断でもある。彼らとビジネスを続けていけるのか?という判断だね。
彼らが素晴らしいギグをしているのであれば、俺は嬉しい。ほぼ全員と連絡を取り合っているよ。俺たちは、WWEへやってきた彼らには、テレビで成功するためのやり方だったり、どうすればプロフェッショナルになれるのか、ここで成功できるのかを教え、より高いレベルに成長させたと思ってる。
いつか、彼らがここに戻ってくるかもしれないし、もう二度と帰ってこないかもしれない。俺たちのブランドには合わないからって。でも、それでいいんだ。我々をある地点まで導いてくれたし、俺も向こうも、お互いに感謝しているし、それでいて別の道を歩んでいるんだから。列車を止めることはできない。
フットボールチームも同じで、いろんな人の出入りがあり、常に違うチームであり続ける。素晴らしいことだと思うよ。