AEWと新日本プロレスの合同興行「Forbidden Door」にサプライズ登場し、ザック・セイバー・ジュニアとのシングルマッチを制したクラウディオ・カスタニョーリ(セザーロ)。
2022年2月にWWEを退団した彼は、当時からAEWへの入団を希望していたものの、それが実現するかどうかは彼自身にもわかりませんした。しかし、AEWのトニー・カーン社長は彼の獲得に興味があり、ロースターに加えることを望んでいたようです。
Forbidden DoorでのAEWデビューが想定外のもので、ザックと対戦予定だったブライアン・ダニエルソンの負傷欠場が決まったことで急遽実現したものだったことは既報の通り。では、彼はどのような形でAEWデビューを果たすことが予定されていたのでしょうか?
レスリング・オブザーバーによれば、彼のAEWデビューマッチはジョナサン・グレシャムの持つROH世界王座への挑戦する形で実現する予定だったそうです。クラウディオは2000年代後半のROHで大活躍していたレスラーで、クリス・ヒーロー(カシアス・オーノ)とのタッグチーム「キング・オブ・レスリング」としてROH世界タッグ王座を2度戴冠した実績もあります。ROHのレジェンドOBがROH世界王座に挑戦するのはアツいですね。
今日放送されたRampageでリー・モリアーティを相手にタイトルを防衛したグレシャムの元に現れたのは、そのクラウディオ。PPV「Death Before Dishonor」で2人によるタイトルマッチが組まれることも発表されました。
デビュー戦の相手として考えられていたのがグレシャムだということは、AEWがクラウディオをテクニシャンと戦わせたかったということ。実際にはザック戦でデビューすることになったわけですが、相手が「卓越したテクニシャン」である点は同じです。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)