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AEWのクリエイティブ・プロセスが明らかに。レスラーたちはどうやってトニー・カーン社長とやり取りするのか?

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AEWはレスラーのクリエイティビティを尊重する団体。トニー・カーン社長は現場の意見を採用することが多く、クリエイティブの自由があることをAEWとの契約の大きなメリットだと考えるレスラーは多いようです。

しかし、レスラーたちとトニーがどのようにやり取りをしているのかはハッキリしていませんでした。トニーはAEWのCEO以外にも、サッカープレミアリーグのフラムFCやNFLのジャクソンビル・ジャガーズで共同オーナーを務める超多忙なビジネスパーソンです。1日が24時間しかない以上、AEWでの仕事に割くことのできる時間は限られます。

Fightfulによれば、現場とトニーの間を仲介する立場の人物が複数いるとのこと。まず、タレント・リレーション部門の責任者であるクリストファー・ダニエルズ、QTマーシャルやパット・バック、サンジェイ・ダットなどのプロデューサーたち、団体幹部のメガ・パーリクらが現場からの意見を聞き、ブッキングに関する意見をトニーに伝えます。

そして、クリエイティブへの最終決定権を持つトニーが大量に届いたアイデアを検討し、その答えをレスラーたちに返しているとのこと。彼はパーリク & ダットと「毎日、最低でも10回以上」やり取りを重ねているそうです。

現場の意見がトニーの元に届くのは間違いないようですが、望みが叶うかどうかはトニー次第となり、直接やり取りをする機会はほとんどないようです。ジョナサン・グレシャムはこの点に不満を覚え、AEW / ROHとの契約からのリリースを要求する事態にまで発展してしまいました。

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AEWはロースターの拡大を続けており、トニーにかかる負荷も増える一方です。トニーが1人でクリエイティブの最終決定権を持つようになったのは、副社長たち(コーディ・ローデス、ヤング・バックス、ケニー・オメガ)を含む複数人の合議制で方針を決めていた頃(2020年初頭ごろまで?)のDynamiteが「船頭多くして船山に登る」状態だったこと、トニーが1人で物事を進めるようになってからDynamiteのクオリティが向上したことに由来します。その頃とは状況が変わってしまったので、より良いやり方を検討しなければならないはずです。

(Fightful, WhatCulture)

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