団体によって、ロッカールームの雰囲気は異なります。
レスラーたちが控える空間で何が行われ、どのようなやりとりが交わされるのか。外部の人間にはその真相を知ることはできませんが、レスラーたちの発言から雰囲気を窺い知ることはできます。
元WWEスーパースターで、現在はAEWで活躍するダックス・ハーウッド(スコット・ドーソン)は、自身のPodcast番組の中で、WWEと AEWのロッカールームについて比較しました。
(AEWはレスラーたちが一緒にツアーに出るスタイルではないため、WWEと比べて上層部とのコミュニケーションが少ないのではないか、という意見に対し)WWEと比較して、コミュニケーションが少ないとは思わないね。コミュニケーションについて、何らかの理由でレスラーがDirt Sheetにリークしたことはあったと思うけど、でも、彼らはインディペンデント以外の環境でプロレスをしたことがなかったわけだよ。俺はWWEでの経験がある。
WWEにいた時の話だけど…昔話だから、今は変わってるかもしれないけどさ、コミュニケーションはまったくとれてなかったよ。ショーが始まる前でさえ、やりとりはとても多いか少ないか、どちらかだった。だから、AEWにコミュニケーションが少ないとは思わないな。
政治的なやりとり、という観点で言うと、WWEでの政治的なゲームは悪くないものだった。男子選手たちはみんな仲が良かったし、女子選手たちもそうだったと思うよ。本当の意味での政治的なやりとりはなかった。でも、選手たちと上層部の間に問題はあったから、そこだよね。
正直言って、AEWにも政治的なやりとりはあまりない。男子レスラーのロッカールームでは、みんなが毎日絆と密なつながりをシェアしてるよ。誰かに確認してもらってもいいけど、俺やキャッシュ(・ウィーラー)は毎日テキーラを持参してみんなと飲み、仲間同士の友情を強化してる。みんなと仲良くなるためにやってるんだ。だから、その点については政治的なやりとりはないと思う。
(SESCOOPS)