6月29日に2度目の興行”Fyter Fest”を開催したAEW。興行は盛り上がり、評判も上々です。旗揚げ興行”Double or Nothing”に続いて結果を残すことに成功しました。
さて、WWEがAEWの存在を脅威に感じていることは紛れもない事実です。人材流出を恐れたWWEはレスラーに対する待遇(主に契約面)を良化することでAEWに有利な状況を作り出さないように尽力しており、モジョ・ローリーのようにほとんど結果の出ていないレスラーに対しても5年契約のオファーを出して再契約に合意するという状況です。また、契約途中でのレスラーの退団も今後は許可しない方針です。つまり、2月にWWEを自主退団したタイ・デリンジャーやヒデオ・イタミ(KENTA)のようなケースは今後はない、ということです。
そんなWWEは、最近のAEWについてどう考えているのか?Post WrestlingのTom Colohueによれば、
"The feeling is that #AEW will implode under the weight of their own hype. Nobody here is feeling any pressure." – #WWE source
— Tom Colohue (@Colohue) June 30, 2019
WWE内部のAEWに対する見解は、「自分自身の誇大広告に耐えきれず内部崩壊するだろう」というもので、プレッシャーを感じている者は誰もいない。
「AEWの内部にどれほどのパワーがあるのか」という疑問を抱く有識者は少なくないようで、フミ斉藤氏もDropkickの連載でウィークリー番組が持続可能なのかどうかという点に言及しています。AEWには世界的な大富豪・カーン一族がスポンサーとしてついているので、金に物を言わせればいくらでも人材を補充できるでしょうし、この点については個人的には楽観視しています。
「どうせあそこは勝手に潰れるよ」という認識に足元をすくわれなければいいのですが……。