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なぜWWEはPPVの「プレショー」のことを「キックオフ・ショー」と呼ぶのか?明らかになった禁止ワード

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WWEにはいくつかの禁止ワードがあります。例えば、WWEでは「ファン」のことを「WWEユニバース」と呼び、「プロレスラー」のことを「スーパースター」、もしくは「スポーツエンターテイナー」と呼びます。

これと同様に、WWEでは「プレショー」という言葉を使うことが禁じられている、とレスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスは述べています。

今まで知らなかったことがおかしいようなことを今日聞いたよ。ビンス・マクマホンは「プレショー」という言葉を嫌っているんだ。そういう言葉を使っちゃいけない。たとえ会議中でもダメだ。テレビ放送でも。プレショーではなく、キックオフ・ショーと呼ばないといけない。

一般に、アメリカのプロレス興行では、日本では「第0試合」などと呼ばれるような本編の前に行われるPPVのアンダーカードを「プレショー」と呼びます。しかし、WWEでは、こういう試合のことを「キックオフ・ショー」、つまり前座試合でありながら本編との格の違いがないことを示唆するような言葉に言い換えているのです。

WWEのキックオフ・ショーではタイトルマッチが行われることが全く珍しくないので、格の違いを付けないことはベルトの価値を下げないことに直結します。中邑真輔は日本時間7月15日開催のPPV”Extreme Rules”のキックオフ・ショーでフィン・ベイラーからインターコンチネンタル王座を奪い取りましたが、これによって、同王座がSmackDown第2位のベルトであるという地位を失うわけではありません。

ちょっと面白いWWEのトリビアでした。

(Wrestling Observer, WrestlingNews.co)

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