UFCの親会社エンデバーがWWEの買収を発表したことにより、「ビンス・マクマホンが今後の現場にどのような影響を与えるのか」という件がよく話題に上がるようになりました。
レッスルマニア39ではゴリラポジションに近いオフィスで働いていたビンス。レッスルマニア明けのRAWでゴリラポジションから指示を出し、計画や台本を変更したことは大きな話題になりました。彼が現場へ復帰することになれば、HHH流のやり方は影を潜め、ビンス流のやり方が復活することになるでしょう。もしビンスが恒常的にバックステージへ復帰することになれば、退団の選択肢を検討する…と語る選手もいるとされていました。
WWE社長のニック・カーンは、最新のインタビューの中で今後のクリエイティブのあり方について次のようにコメントしています。
エンデバー社による買収が発表された4月3日、ビンスは私を含む1000名ほどの従業員へメールを送り、その中で新体制の構造を明かした。具体的には、HHHが唯一のチーフ・クリエイティブ・オフィサーであり続けることを名言したんだ。彼は単独でクリエイティブの責任者を務め続ける。
これはどういうことなんだろう?ビジネス面を担当している俺が他の人からのアドバイスを求めないことなんてあるだろうか。WWEという帝国を築いたビンスからの意見を求めないのなら、それは俺の失態になるだろう。
HHHとビンスは家族ぐるみの付き合いで、その関係は90年代にまでさかのぼる。HHHはクリエイティブの担当だ。もし、彼がビンスからの意見を求めたり、2人がコミュニケーションを取るのなら、それはこれまでもずっとやってきたことだね。ビンスがいてくれるなんて、我々はラッキーだ。HHHがクリエイティブを担当してくれるのも幸運なこと。ビンスが去ってから5ヶ月経ったあとも、彼がお膳立てをした団体が存続しているのも幸運だね。
(Fightful)