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【WWE】元ライターが告発したマンスールへの人種差別的なクリエイティブ。提案したライターとマンスールの関係は良好だった

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先日、元ライターのブリトニー・エイブラハムズがWWEとビンス・マクマホンを相手に訴訟を起こしたことが話題になりました。

WWEとビンス・マクマホンが元ライターから訴えられる。原告は「黒人選手らへの差別的クリエイティブに反対し、差別の対象になった」と主張
巨大組織であるWWEは訴訟の対象になることも少なくありません。 報道によれば、WWEのライターとして2020年から2022年まで活動したブリトニー・エイブラハムズが「差別により不当...

彼女は「差別により不当に解雇された」と主張し、WWEのライターたちによる人種差別・性差別的なクリエイティブの実態を告発。特に、とあるライターによるサウジアラビア人選手マンスールへの最悪なアイデアは批判の的になっています。

エイブラハムズが明かした最低の出来事の登場人物は、SmackDownのリードライターであるライアン・キャラハンと副社長のクリスティン・ルブラノ。キャラハンが出した「マンスールの秘密が911テロの背景にある、というアイデアはどうだろう」というアイデアを問題したエイブラハムズがルブラノにこの件を相談したところ、以下のような返答が帰ってきたといいます。

ジョークだと聞いている。奇抜なことはライタールームでいつも言われている!問題なのはわかっているけど、我々が社内に起こしている波を見てくれ。4年前、ライターチームで働く女性はいなかったんだ!

Fightfulによれば、マンスールとキャラハンは良好な関係を築いていたとされており、キャラハンがマンスールに見えないところでこのようなアイデアを出していたことに対し、選手たちの間でショックが広がっているとのこと。また、マンスールはこうしたアイデアが議論されていたことをまったく知らなかったそうです。

さらに、中東系の選手に対する問題のあるクリエティブという観点では、2021年末にビンスがムスタファ・アリに対して「マンスールへのアイデアと同じくらいひどい」指示があったとも報じられています。これはアリにとっては受け入れられないもので、これがきっかけで彼は2022年1月にWWEへ退団要求したものの、受け入れられなかったようです。2022年上半期は彼の契約ステータスがよく話題になりましたが、その背景にはこんな話があったのですね。

【WWE】退団要求が受け入れられなかったムスタファ・アリ。残りの契約年数は2年半?
2022年1月にWWEへ対し退団を要求したものの受け入れられず、契約が切れるまでは団体にとどまらざるを得ない状況になってしまったムスタファ・アリ。 報道によれば、彼とWWEの契約は...
【WWE】ムスタファ・アリの退団が認められない理由は「彼の価値」にある?
2022年1月に退団を要求したものの受け入れられず、残留を強いられているムスタファ・アリ。 しばらくの間テレビ番組に出演していない彼は、クリエイティブな方向性を巡って最高責任者ビン...

エイブラハムズによる訴訟は今後も大きな話題になりそうです。

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(Fightful, Wrestling Inc)

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