2021年から2022年にかけて、AEWのメイン番組Dynamiteの視聴者数はミリオン声を達成することもしばしばありました。
しかし、2023年はこれまでと比べミリオン達成の頻度が減り、視聴者数の平均も下がってきているようです。話題性には事欠かないものの、視聴者数という数字にはなかなか結びついていません。
しかし、その一方で会場のチケット売り上げは好調。8月に開催するイギリス大会All Inは、カードが1つも発表されていない現時点で6万枚以上のチケットが売れています。好調なチケットの売れ行きには団体の内外から称賛の声が上がっています。
AEWの重鎮クリス・ジェリコも「AEWはモンスターを生み出した」と喜んでいますが、そんな彼に対してとあるファンが冷静になるよう求めるツイートを投稿しました。
悲しいことに、これは横ばいになっているアメリカでの視聴者数の問題を解決するものじゃない。あらゆる指標が低迷しているじゃないか。(All Inの会場となる)ウェンブリー・スタジアムの9万という座席数を埋めるにはまだ3万枚のチケットが残ってる。「やったぞ」という話題に夢中にならないでくれ。
これに対し、とあるファンが反論ツイートを投稿しました。そして、WWEのクリエイティブの責任者であるHHHは、この反論ツイートに「いいね!」し、内容を称賛していたようです(いいね!は既に取り消し済み)。
なあ、AEWの成績が振るわないというのなら、なぜワーナー・ブラザース・ディスカバリーはAEWの新番組制作にゴーサインを出したんだ?
テレビからネット動画へ移行している現代において、テレビの視聴者数を測る数字は時代遅れだよ。WWEだって、視聴者数は10年前の半分まで減ってるけど、今まで以上の収益を上げているじゃないか。
現代社会に適した形での評価が必要だ、ということは彼自身も感じていることなのかもしれませんね。