屈強な肉体の持ち主でも、心の問題が顕在化してしまえば、それとの戦いは過酷です。
元WWEスーパースターで、現在は大人気俳優としてハリウッドで活躍するドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)は、人生で2度うつ病に苦しんだ時期があったようです。1度目は、大学でのアメフト選手としての活動を終えた後。そして、2度目は最初の妻と離婚した2008年でした。
最新のインタビューの中で、彼はメンタルヘルスとの苦悩や、同じ悩みを持つ人たちへ励ましの言葉をかけました。
なんとも興味深い話なんだけど、大学を去った時、俺は「メンタルヘルス」が何なのかを知らなかったんだ。うつ病が何なのかさえ知らなくて、俺はただ「そこにいたくない」と思ってた。
俺は、長年に渡って、自分を試すような精神的苦痛に対処するための感情的ツールを得るために努力してきた。男として、俺たち「男」はそのことについて語ってこなかった。ただただ自重して乗り越えてきたんだ。健康的とは言えないが、それ以外の方法を知らなくてね。
もし、自分なりの心の健康が心の地獄に変わるような経験をしているのなら、最も重要なことは、誰かに話すことだよ。誰かに話す勇気を持つことは、あなたのスーパーパワーだ。
男性は、女性に比べてうつ病の経験を語ったり、治療を受けることが少ないとされています。うつ病は他者への攻撃性につながることもあり、こうなると治療を受けるのは大変になります。
彼の他にも、メンタルヘルスの問題に直面するレスラーは少なからず存在します。彼ら全員が自らの悩みに立ち向かい、良い方向に向かっていくことができるのが理想ですね。
【AEW】ブライアン・ダニエルソンが「うつ病」との苦闘を語る。「妻ブリーへの深い罪悪感がある」
うつ病に苦しむ患者の数は全世界で5億人以上いるとされており、決して珍しい病気ではありません。 プロレス界にもうつ病との苦闘を強いられているレスラーがたくさんおり、AEWのブライアン...
【AEW】トニー・ストームが引退を考えていたことを明かす。「言葉では言い表せないほどの虚無感や悲しみ」
2022年3月にAEWと契約したトニー・ストーム。 2021年12月、当時WWEに在籍していた彼女は、「燃え尽きた」と考えて団体へ解雇を要求しました。それが受け入れられる形で退団し...
(ABC)
あわせて読みたい
【WWE】中邑真輔の「台本」の量が少なくなっていると報じられる。プロモはより自由な形に?
WWEには多くのライターが在籍しており、彼らが番組のプランを考えています。 選手が番組内で話す内容は、用意された「台本」に基づきます。この点について、ポール・ヘイマンは「スポンサー...
【WWE】ブレイ・ワイアットの名前が団体内部のあらゆるロースターリストから消えたと報じられる
体調面の問題によりクリエイティブ・プランから離れていると報じられていたブレイ・ワイアット。 ビンス・マクマホン時代に解雇された彼が2022年に復帰したことはHHH新体制を象徴する出...