新日本プロレスとAEWの禁断の扉もこじ開けるのが大変でしたが、CMLLとAAAの「ガチ扉」を開くのは絶対に無理です。
2022年からAEWと新日本が合同で開催しているPPV「Forbidden Door」は、両団体に所属するレスラーたちによるドリームマッチが実現する素晴らしい大会です。第1回大会でも多くの名勝負が生まれましたが、アンドラーデやルチャ・ブラザーズなど、一部のメキシコ人ルチャドールたちは出場しませんでした。
その背景にあるのは、1992年から続くとされるメキシコ団体の対立…CMLLとAAAの間にある「禁断の扉」。新日本のロッキー・ロメロは、アンドラーデがForbidden Doorに出場できなかった理由として「アンドラーデがAAAに何度か参戦した」ことを挙げ、新日本と提携関係にあるCMLLとAAAの関係を配慮して彼の参戦を実現させることができなかった…という趣旨の発言をしています。
メキシコの闇。レスリング・オブザーバーによれば、2023年6月に開催される第2回大会にも同様の問題があり、AAAと繋がりのある以下のルチャドールたちの参戦は実現しないようです。
- バンディード
- エル・イホ・デル・ビキンゴ
- ルーシュ
- コマンデル
- ルチャ・ブラザーズ
- アンドラーデ
- ドラリスティコ
バンディード、ルーシュ、アンドラーデ、ドラリスティコは日本でもおなじみのルチャドールたちですし、久々に新日本のレスラーたちと対戦する姿を見たいと考えているファンは多いでしょう。しかし、こればっかりは…。
ちなみに、AEWからAAAへの参戦経験があるレスラーにはケニー・オメガやサミー・ゲバラ、FTRなどがおり、ケニーはForbidden Doorからまもなく開催されるAAAのTripleManiaにも参戦予定です。しかし、こちらは問題になっていないようです。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)