6月から放送が始まるAEWの新番組Collision。
一騒動ありましたが、番組の中心人物になると目されているCMパンクが当初の予定通り参加することも決まったようで、あとは土曜夜の2時間番組の放送開始に向けた準備を淡々と続けていくことになります。
AEWのコンテンツを放送するテレビ局の親会社ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとAEWの良好な関係を象徴するCollisionの放送開始は、巨大化するロースターに対してプラス2時間のテレビ番組放送枠を確保することや、様々な形でチャンスが増えるといったポジティブな要素もある一方で、その成功に懐疑的な意見もあります。
かつてWCWを率いていたエリック・ビショフは、「AEWトニー・カーン社長には新番組を始められるほどのリソースがない」と指摘していましたが、WWE殿堂入りレスラーのブッカーTも自身のPodcast番組で成功に懐疑的な意見を持っていることを明かしました。
土曜日の夜に彼らのファンが番組を見るとは思えないんだ。CMパンクのようなスターがいるとしても、土曜日の夜は難しい。インターネットもなかったような頃はローカルテレビの番組くらいしかなかったわけだけど、今はあちこちに人がいるわけだろ?プロレス番組は土曜日の夜にフィットしない…と思うんだよね。きっと、番組のレイティングは金曜夜のRampageより低くなると思う。
番組の内容はともかくとして、休日の夜に放送されるプロレス番組を見る視聴者がそもそも少ないのではないか、という懸念ですね。PPVのようなビッグイベントならともかく、テレビ局が放送するウィークリー番組だと、他の余暇の過ごし方を上回るような「テレビの前で2時間を過ごしたいと思える」ほどの魅力的なコンテンツを提供しなければならない…。確かに大変そうです。