PPV「Double or Nothing」では、AEWの「4本柱」と称されるMJF、サミー・ゲバラ、ダービー・アリン、ジャングル・ボーイの4人によるAEW世界王座戦4−wayマッチが行われます。
団体初期メンバーである彼らは常に「これからのAEWを背負っていく存在」として注目を集め、団体も彼らにしっかりとチャンスを与え続けてきました。そして、彼らがそうした期待に答えた結果が今回の4wayマッチです。現在のAEW世界王座のチャンピオンはMJFですが、他の3人にもチャンスはあります。
彼らのうち、MJFやゲバラとの関わりが強いベテランといえば、クリス・ジェリコでしょう。MJFとの抗争、ゲバラとの共闘は話題性十分でした。しかし、一部のファンからは、ジェリコが若手と絡むことで「才能を埋もれさせている」という批判の声が上がることもあります。
最新のインタビューの中で、彼はこうした意見に反論し、自分がいかに4本柱の成長に貢献したかを語りました。
俺がマックス(MJF)と1年間も仕事をしたのはそういう理由だし、サミーがAEWへやってきてからほとんどずっと一緒にいる理由でもある。彼と離れたのは数カ月間だけだ。あいつらかスターになるべくしてなった。ダービー・アリンとジャングル・ボーイも、AEWの旗揚げから数ヶ月間一緒に仕事をして、「すごいな」と思ったものだよ。
時々、「ジェリコは若手の才能を埋もれさせた」とネットで叩かれることがある。「いじめっ子」たちからね。彼らは、俺がやっていることをチャント理解していないよ。番組もちゃんと見ていないようだ。真逆だろ。俺たちは彼らの成長に素晴らしい貢献をしたと思っている。4人がメインイベントで活躍し、プロモのスキルも成長していくのを見ることができた。彼らはいい試合ができるレスラーたちだけど、キャラクターとトークが一番大事だからね。だから、そういう場面で彼らを見ることができるのは楽しいよ。
俺がAEWにやってきた時の使命は、できるだけ多くのスターを早く作ることだった。この若い団体にみんなが興味を持ってくれる時間は短い。クリス・ジェリコが彼らをショーに導いたという面もあるかもしれないが、すべてが俺の功績じゃないよ。ああ、俺はあの4人を誇りに思っている。彼らはあの立場を自分の力で「得た」んだ。「値する」わけじゃない。俺は「You deserve it」っていうチャントが大嫌いでね。値するからそうなっているのではなくて、自分の力でチャンスとスポットを得て、素晴らしい仕事をしたんだよ。
(Fightful)