どんなジャンルであれ、偉大な人物の親族・子孫たちの活動は大変です。
WWEのコーディ・ローデスの場合、レジェンドレスラーのダスティ・ローデスを父に、WWEとAEWで活躍したダスティン・ローデスを兄に持つプロレスファミリーの一員です。
彼のストーリーには何かと偉大な父が関わってくることが多く、ローマン・レインズの持つ統一王座の奪取を狙う中で、彼は「父に成し遂げられなかったことを成し遂げる」ことを目指している、と語っています。
偉大すぎる父、ダスティ・ローデスの影や影響力のもとで活動することを強いられるコーディ。大きな壁を越え、さらにその先にたどり着くことは、彼のキャリアにおける大きな目標です。最新のインタビューの中で、彼はプロレスファミリーの1人として活動する上で、どういったことを意識しているのかを明かしました。
二世、あるいは三世のレスラーとして活動するのは、大きなプレッシャーとの戦いだよ。親が素晴らしい結果を残したアスリートには、自然とプレッシャーがのしかかってしまうものだ。
いつでも「親に敬意を表したい」と言うわけじゃない。親よりもいい選手になりたいんだ。否定的な意味ではなく、親よりも一歩先に進みたい。俺にとっては、Royal Rumbleでの勝利がそれだ。俺の父は2015年に死んだから、俺が勝つ姿を見て貰えなかったのは残念だけど、父はまだ俺と一緒にここにいてくれているような気がする。
父にできなかったことを、俺はいくつかやることができた。Royal Rumbleに勝つこと、レッスルマニアのメインイベンターになったこと。恵まれているし、ラッキーだと思うよ。でも、まだまだ狩りの途中だ。今度のSummerSlamで自分が何をするつもりなのかを話せるようになりたいけど、今はまだ自分のレガシーを築くための道の途中だよ。
プロレスファミリーの中にいると、自分自身のレガシーを築くは厄介なことなんだよね。みんなに対して、「彼らと俺は違う。それぞれ別のことをやった」と言いたい。これこそ、俺が父や兄に対して敬意を表する方法なんだよ。俺は父とも兄とも違うんだ、と示したい。2人が素晴らしい道を切り開いてくれたからこそ、違いを示すのは大変なことだよ。
(WrestlingNews.co)