WWEの顔として長年に渡って活躍してきたジョン・シナ。彼の哲学は、他のWWEスーパースターたちにとって重要な道標になっています。
歓声とブーイングを同時に浴びることが多かったシナは、普通のレスラーには経験できないことをいくつも経験してきました。どのような状況でも注目を集め、金を稼ぐことができるように立ち振る舞うにはどうしたらいいのか?彼は仲間たちに自分の考えを伝えることにオープンで、バロン・コービンもシナからのアドバイスを日々の活動に活かしています。
最新のインタビューの中で、コービンはシナから学んだことについて、次のようにコメントしました。
ジョン・シナとはたくさん話をした。彼は何があっても真実を教えてくれる男だ。この業界にそういう人は多くない。
彼は、「それはクソだ」「君にはその実力がない」「良くなかった」「あれは最高だ」「あの仕事ぶりは素晴らしい」とか言ってくれる。俺が少し出世してメインロースターになった後、ジムでじっくりと話をしたよ。
彼が俺に教えてくれたことは2つ。1つ目は、「常に次のことを考える」「このショーの翌日に何がどうなるかを考える」ということだ。
2017年のSummerSlamで彼と試合をした時もそうだったけど、彼は「翌日のRAWのことを考えろ。SummerSlamでやることはやるけど、RAWではどうするんだ?」と言ってたな。だから、俺も彼と同じように、常に数歩先のことを考えるようにしてるよ。
そして、ジョンから学んだことで、俺のキャリアに大いに役に立ったと思うものが、「与えられたものをいかにして最高のものにするか」という考え方だ。これって、クリエイティブ・チームからプロモを渡された後で彼がやってるプロセスなんだよね。「よし、みんなの望みはわかった。どうすれば最高のものができるだろう?」ってね。
これは、ある種のチャレンジだ。プロモは誰にでもできる。チャンスは誰にでもある。それがやりたいことかどうかは別として…。そんな中で、どうすれば目立つのか?どうすれば素晴らしいプロモになるのか?どうすればこれを金に変えられるのか?
「与えられたものをいかにして最高のものにするか」という考え方はWWEスーパースターの中で浸透しているようで、以前ベッキー・リンチも同じようなプロセスで仕事に取り組んでいることを明かしていました。WWEという環境でスターになるためには、この思考は必須なのでしょう。