2023年1月、インディシーンのタッグ戦線で重要な役割を果たしてきたブリスコズのジェイ・ブリスコが交通事故死しました。運転していた車の対向車と正面衝突したことが原因です。
このショッキングなニュースに対し、 AEWは彼と弟でタッグパートナーのマーク・ブリスコをDynamiteへ出演させ、2人の盟友ジェイ・リーサルと対戦させることでジェイへのトリビュートを捧げました。
複雑な理由によりAEW参戦が実現していなかったブリスコズ。マークは試合後にAEWとフルタイム契約を結び、重要人物としてスポットライトを浴びることになりました。
“Jay boy I love you baby.” – Mark to Jay Briscoe. I can’t hold back my tears.
What a beautiful moment. Jay Lethal & Mark Briscoe did everything in that match to honor the legacy of Jay Briscoe.
TK made the right call to put this in the main event. #AEWDynamite #RIPJayBriscoe❤️ pic.twitter.com/FCHWlDHvWz
— #TeamJD (@EddieLordChief) January 26, 2023
AEW Unrestrictedにゲスト出演したマークは、ジェイの死後の心境やリーサルとの試合の背景について、次のように語りました。
あれは、俺の誕生日の前日の出来事だったんだよな。1月17日のことだ…俺の誕生日は18日でね。兄が亡くなった日の朝に、あいつと会ったんだよ。ふざけたことをしてた。「誕生日の準備はできたか?」って感じだったよ。それから数時間後に、俺に電話がかかってきた。「何が起きたんだ?」って感じだね。わかるだろ?
トニー・カーン(AEW社長)と話をしたよ。メールが来て、「電話していい?」って聞かれてさ。その時のことはよく覚えてないんだけど、いろんなことが起きていたからさ…。もちろんリーサルとも話をしたよ。あいつは親友だからな。
リーサルと俺の試合の話が持ち上がった時、トニーは大賛成してくれたんだ。「君がやりたいなら、やろう」と言ってくれたから、俺は「クソ、そうだな、やるか」って。
事故が起きた直後は、「もう二度とプロレスはしたくない」と思っていたんだ。それから時間が経つにつれて、「あいつ、めっちゃキレるだろうな、俺がもし…」っていう感じになってきた。わかるだろ?俺が今ブーツを脱いだら、あいつは怒り狂うだろう、と思ったんだ。
俺とリーサルが試合をしたDynamiteは、ジェイの誕生日だったんだ。偶然とは思えなかったね、神様のお導きだよ。俺たちがメインイベントで試合をするなんて。変な感じの安らぎを感じたものだ。すべてがうまくいくような、そんな安らぎだった。
マークは、ジェイの死後の心境、決意について、次のように語りました。
「このままがんばって、あいつと一緒にやっていくんだ。ジェイは君と一緒だ。君たちはずっとこの旅を続けてきた。それは変わらない。」と心に言い聞かせた。
今は一人なんかじゃねえ。俺は肉体的な面であいつを表現し、精神的な面ではまだ2人は一緒なんだ。わかるだろ?
圧倒的な平和と安らぎを得た。そして、こう思っている。「おい、これからも頑張れ。こんなことで落ち込むな。これをバネにして、もっと高く、もっと遠くへと旅を続けるんだ。もっと旅を続けるんだ。ジェイがやってほしいことをやっていくんだよ」