先日、AEWはThe Eliteのケニー・オメガ、ヤング・バックス、ハングマン・ペイジが複数年契約での残留に合意したことを発表しました。
AEW設立の中心メンバー。ケニーとバックスは副社長も勤めており、団体に欠かせない存在です。また、AEWが生み出したスターのペイジはファンからの人気が非常に高く、彼なしのAEWもなかなか考えにくいものになりました。
Sports Illstratedによる速報記事の中で、彼らは今回の決断やAEWへの思いについて、素直に語っています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、彼らは「AEWへ残るにしてもWWEへ行くにしても、4人いっしょ」だと考えており、この2つの選択肢の間で何度も意見が行ったり来たりしたそうです。話し合いを重ね、時には投票で意見を決めることも。慎重な検討の結果、彼らはAEWへの残留を決めました。
WWEは4人、特にケニーの獲得に興味があったとされており、4人の話し合い次第でWWE移籍が実現した可能性もありました。しかし、彼らは現在もAEW所属レスラーであり、WWEが直接的に接触することはできません。
AEWとしては、彼らが契約を満了してフリーエージェントになる前に残留に合意させたかった。だから高額のオファーを出し、彼らは残留に合意した…という経緯。メルツァーによれば、オファーがこれほどの高額でなければ、4人がこのタイミングで契約することはなかっただろう、とのことです。
AEWが再契約を急いだ背景には、元副社長のコーディ・ローデスが2022年2月に退団し、フリーエージェント期間を経て4月にWWEへ移籍した、という出来事があったのかもしれません。この時、コーディはAEWとWWEの両方からオファーを受け、WWEの最高責任者ビンス・マクマホンは彼の自宅を訪れてまで彼を勧誘しました。
AEWの「E」はこれからもAEWのメンバーです。メンバーの増減はありますが、友情は変わりません。
(Wrestling Observer, WrestlePurists)