バロン・コービンを相手にしたデビュー戦が不評に終わったゲイブル・スティーブソン。
アマレスの猛者で、東京オリンピック・レスリング男子フリースタイル125キロ級の金メダリストという輝かしい実績を引っ提げてWWEへ入団した彼ですが、アトランタオリンピック金メダリストのカート・アングルと比較するのは酷な話で、スターとして独り立ちするにはまだまだ時間がかかりそうです。
先日、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、彼がNXTのロースターから外されたと報じました。しかし、この報道の後、彼はNXTのハウスショーに出場し、キャリア2戦目で初白星を挙げました。
元々、彼はメインロースターとして大々的にデビューする予定でしたが、いろんな経緯があってNXTでのデビューとなりました。彼がデビュー2戦目をNXTのハウスショーで経験することは、彼の入団当初は誰も予想していなかったでしょう。
デイブ・メルツァーは、この状況について次のようにコメントしています。
契約当初、WWEは彼を次世代のブロック・レスラーとして位置づけていたんだ。だから、今の状況は変だと言える。
彼はメインロースターとして華々しくデビューする予定だったんだ。にも関わらず、彼は150人から200人程度の会場で試合をした。進路が大きく変わったんだ。アマレスの世界大会に向けた準備もしていない(彼は、NXTでレスラーとして活動するか、アマレスも継続して大きな大会に出るか、という複数の選択肢を持っていた)。
要するに、彼が近いうちにテレビ番組に出るかどうかはわからないんだ。少なくとも、1週間前の時点で番組出演の計画がなかったことは知っている。彼にについての状況は、その多くがビンス・マクマホンの手に委ねられるだろう。(脊椎の手術後に休養している)ビンスが戻ってくるまで、あまり情報は出てこないだろう。彼の今後はビンス次第だ。