AEW・WrestleDreamで行われたブライアン・ダニエルソンとザック・セイバー・ジュニアによるテクニシャン頂上決戦。
ファンが望んでいた通りの素晴らしいスキル合戦になったこの試合は非常に高く評価されており、Cagematchのユーザーレビューでは9.65(記事作成時点)の高得点を記録。プロレスの歴史に残る名勝負だった、という評価です。
試合後、ブライアンはついに実現したザックとの試合について振り返り、次のように語りました。
ずっとやりたかったタイプの試合をすることができた。俺の故郷シアトルで、地元のファンの前で、こんな風に試合をする機会はこれまでになかったんだ。ザックという素晴らしい相手と試合をできたことに、とても感謝しているよ。
でも、正直言うと、ちょっと落ち込んでる。試合前、「この試合が終わる頃には、誰が世界で最も優れたテクニシャンなのかが確実にわかる」と思っていたんだけど、試合が終わって、俺が勝ったにも関わらず、俺が世界一のテクニシャンだとは思えないんだ。
俺の手はほとんど動かせない。ザック・セイバー・ジュニアに勝つためには、もっとしっかりと倒す必要があったんだ。だから今、彼こそが世界一のテクニシャンなんじゃないかと考え始めてる。でも、ここがポイントだ。試合後、俺は握手を求めたが、彼は断った。だから、確実ではないけど、彼こそが最も優れたテクニシャンかもしれないんだ。
とはいえ、確実にわかっていることもある。彼は俺のような打撃ができない!立ち向かうこともできない!俺が持っているようなハートはない!脚もない!俺のように戦う魂もない!
もしかしたら、それこそが俺が以前引退を余儀なくされた理由なのかもしれないし、キャリアが終わりに近づいている理由なのかもしれない!彼がキャリアで一度も大きな怪我をしていない理由なのかもな!彼は賢く戦い、全身全霊で戦っていないからだ!俺は全身全霊で戦ってる。だからキャリアが早く終わるのかもしれない。
でも、人生は一度きり。俺はそういう生き方をしたい。