オカダ・カズチカが他団体移籍を真剣に検討している…というSports Illstratedの報道は、世界中のプロレスファンの間で大きな話題になりました。
新日本プロレスの顔であり、プロレスの歴史上最も優れたレスラーの1人であることに疑いの余地がないスーパースター。長年にわたって彼の獲得に興味を示し、最近はそれがさらに強まっているとされるWWEの関係者たちは、「彼は新日本プロレスでできることをやり尽くした」と考えています。
彼と新日本の現在の契約は2024年1月に満了し、その後の動向は不透明です。海外のDirt Sheetでは、オカダがWWEやAEWといったアメリカの大手団体に移籍する可能性を報じる記事の中で、様々な観点から洞察しています。
レスリング・オブザーバーによれば、WWEがオカダの獲得に強い興味を持つ一方で、オカダがWWEに行きたいと考えているかどうかは定かではないとのこと。また、もしWWEが彼の獲得に成功すれば、ヨーロッパや中東といった市場と比べ遅れている日本市場の開拓に有利に働くことが指摘されています。ABEMAでの番組放送はさらに注目を集めることになるでしょうね。
そして、アメリカの団体に移籍するという選択肢について、金銭的な問題が判断材料になる可能性も指摘されています。昨今の円安により、オカダが新日本でのポジションを維持することを選択した場合、アメリカから見れば「彼は多額のお金を失った」と認識されます。WWEもAEWも、彼に多額のオファーを提示することができ、金銭面でかなり魅力的なオプションです。
また、これは多くの日本人ファンから指摘されていることですが、彼の妻である三森すずこと子供の存在が決定過程で大きな要因になる可能性も指摘されています。家族で移住することになれば、三森の活動は大きく制限されますし、子育ても大変です。
実際にオカダが将来についてどう思っているかはわかりませんし、現時点でいろんな情報が出ているからといって一喜一憂する必要もないでしょう。ただ、オカダの動向には目が離せません。
(Wrestling Observer, Wrestling Inc)