2023年11月にシカゴで開催されたSurvivor Seriesにサプライズ登場したCMパンク。
彼の登場は団体内部でもトップシークレットで、HHHやプレジデントのニック・カーン主導のもとで交渉が行われていることもごくごく一部の人たちしか知らされていませんでした。
彼の登場直前に行われていた男子WarGamesマッチ出場者には知らされていたようですが、会場のバックステージでは、彼の姿が目撃されないよう無人のスペースを用意して彼の会場入りから登場までの秘密を保ったとされています。
WWEの新春特別企画に出演したパンクは、完璧なサプライズとなったSurvivor Seriesへの登場について振り返り、「秘密を保ったおかげで魔法のような時間になった」と語りました。
あの日、すべてが非常にスピーディに進んだ。みんな、スマホでテキストを打ちながら車を運転してはいけないよ。会場に向かう途中、俺の人生にとってとても価値のある人たちに、何が起こるかを伝えようとしたんだ。
俺の姉妹にはテキストを送ったよ。あのことは誰も知らなかった。プロレスというビジネスでは、そうやって物事を成し遂げるんだよ。秘密を保つ。リークしない。そうすると魔法が起こるんだ。あれは魔法のような瞬間だった。
頭の中でいろんなことを考えていたよ。緊張もしたし、10年間会っていない人たちもいた。疑問、懸念、心配……。俺の入場曲が流れ、地元シカゴのファンの前に出ていった瞬間、そういった考えはすべて解決した。歓声で曲が聞こえなかったよ。スタッフからの指示も届かなかった。聞こえたのは、みんなの歓声だけだ。魔法のような瞬間だった。
こうした哲学の持ち主であれば、情報が容赦なくリークされてしまうAEWでの活動は大変だったでしょうね。最初から上手くいくはずがなかった…ということなのかもしれません。
(Wrestling Inc)