Royal Rumbleでの男子ロイヤル・ランブル・マッチに勝利し、レッスルマニア40でタイトルに挑戦する権利を獲得したコーディ・ローデス。
父ダスティ・ローデスが成し遂げられなかった「WWE最高峰のタイトル獲得」を達成し、ストーリーを完結させるために、彼はレッスルマニア40でローマン・レインズの持つ統一王座へ挑戦することを目指していました。
しかし、WWE世界ヘビー級王座チャンピオンであるセス・ロリンズは、コーディに対して「俺に挑戦しろ」と説得中。レッスルマニア40でセスと対戦することが有力視されていたCMパンクがRoyal Rumbleで負傷したことを受け、WWEはあらゆるオプションを検討しています。もしレッスルマニア40でコーディとセスが対戦することになれば、レインズの対戦相手はザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)になるでしょう。
WWE殿堂入りレスラーのブリー・レイはPodcast番組Busted Open Radioで「コーディがセスと対戦することは、彼がレッスルマニア39でレインズに負けてしまったことへの残念賞ではない」と指摘。有効なオプションだ、という持論を語りました。
もしレッスルマニア40でコーディがセスに勝ち、その後いつか統一王座を獲得したら…。セスが腰に巻いているタイトルベルトは、コーディの父ダスティ・ローデスが追い求めていたものだ。
さて、そもそもの話に戻ってみよう。我々は実際のストーリーからかけ離れすぎているように思うんだ。「ストーリーを完結させる」…ストーリーとは何だった?要するに、ダスティが最高峰のタイトルを獲得できなかった、ということだろ。失格やら場外カウントやらで…。
ストーリーの本質はここにある。ローマン・レインズを倒すことは本質じゃないんだ。彼らはそのストーリーを語っていないしね。2023年のレッスルマニア39で、コーディはレインズに負けた。そのストーリーはそこで終わった。
近年、レインズの試合数は減少を続け、統一王座のタイトルマッチもなかなか組まれません。その一方で、セスは頻繁に世界ヘビー級王座の防衛戦に挑み、アメリカ各地で開催されるハウスショーにも積極的に参加してきました。
ローデス・ファミリーのストーリーを完結させるという意味では、世界ヘビー級王座の方が「ふさわしい」のかもしれません。ただ、ファンはコーディがレインズを倒すところが見たいでしょうね。
(Wrestling Inc)