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【WWE】ザ・ロックとローマン・レインズのレッスルマニア40対決に団体内からも批判の声。計画はなぜ強行されたのか

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レッスルマニア40のカードを巡って、団体の内外から批判の声が上がっています。

Royal Rumbleでの男子ロイヤル・ランブル・マッチに勝利してレッスルマニア40でのタイトル挑戦権を獲得したコーディ・ローデスは、SmackDown最新回でローマン・レインズとの対戦を「ザ・ロックへ譲る」ことを明言。レッスルマニア40では、レインズとロック様、そしてコーディとセス・ロリンズが戦うことになりそうです。

WWEの親会社TKOの取締役に就任したロック様は、以前から「レッスルマニア40で自分とレインズが対戦する」ことに強い意欲を見せていました。しかし、Royal Rumbleでコーディが勝利したため、レインズへ挑戦することが最有力となり、レインズとロック様の対決は別の場所で行われるのでは…とされていました。

しかし、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、レッスルマニア40でセスと対戦予定だったCMパンクが負傷して長期離脱が避けられなくなったこと、ビンス・マクマホンの性的虐待訴訟の中で被害女性への性加害への関与が告発されたブロック・レスナーが当分の間復帰困難になったことで、「レッスルマニア40を救う」ために計画が変更され、レインズとロック様の試合が行われることになったようです。

ロック様は、コーディがレインズとの対戦でローデス・ファミリーの「ストーリーを終わらせる」よりも、アノアイ・ファミリー同士のドリームマッチを実現させる方がWWEのためになる、と考えているといいます。WWEとしては、ビンスの訴訟が大きなネガティブな話題になっている中、ロック様とレインズの試合は団体にポジティブな勢いをもたらすのに役立つ…と考えているのだとか。

PWInsiderによれば、WWEやTKOの幹部は「今金を稼ぐのに最適な人物なのはコーディではなく、取締役に就任したロック様だ」と考えているそうです。こうした考えがロック様に力を与え、クリエイティブの責任者であるHHHでさえ、ロック様との力関係に敗れることが予想されています。Fightfulによれば、団体内部に「ロック様が試合に勝ち、統一王座を獲得するのでは」と予想する人もいるとか。もしそうなれば、コーディのストーリーはメチャクチャです。

ロック様とレインズが対戦する…というブッキングは、SNS上で激しい批判にさらされています。コーディのことを軽視している、あまりにも短期的な考えだ、団体の顔であるコーディに中指を立てた…など。YouTubeで公開されたセグメントの動画は低評価の数が多く、ファンの反発が数字に表れています。

Fightfulは、選手たちに「レインズ VS ロック様」のブッキングについて取材。「レインズがレスナーと何度も対戦していた時なら意味のあるブッキングだったが、2024年のこの状況では意味をなさない」という意見のほか、多くの選手がこの決定に落胆しているそうです。

もちろん、計画は常に変更される可能性があります。SNSではファンが反対意見を表明するムーブメントを起こしていますが…。

(Wrestling Observer, Fightful, PWInsider, WrestlingNews.co, SESCOOPS)

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