今日、STARDOMはエグゼクティブプロデューサーを務めるロッシー小川の契約解除を発表しました。
この日、団体は公式ホームページ上で「このたび、株式会社ブシロードファイト(以下「当社」といいます。)は、ロッシー小川氏との業務委託契約(以下「本契約」といいます。)を、2024年2月4日付けで解除いたしましたことをご報告いたします」と発表。
「当社は、2019年より、スターダムの創立者であるロッシー小川氏と本契約を締結し、同氏をエグゼクティブプロデューサーとして迎え、スターダムに関する業務を委託して参りました。しかしながら、この度、同氏による多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し、本契約を解除するはこびとなりましたので、ご報告いたします」と理由を説明した。
引用:東スポWeb
STATDOM創設者が引抜き行為とは…?このニュースに衝撃を受けたのは日本だけではなく、発表があった直後アメリカのDirt Sheetもロッシー小川について様々な情報を報じています。日本でもアメリカでも、彼についての噂がいろいろと流れていたのかもしれません。
まず、Fightfulのショーン・ロス・サップは、X(旧Twitter)で「小川がWWEへ向かう可能性があるという噂を聞いた」とポスト。これに対し、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは「それは事実ではない」と否定しました。
STARDOMとWWEといえば…。2023年末、WWEが日本のプロレス団体との提携を模索しているという噂が報じられたとき、「STARDOMとの提携を検討している」という噂も流れました。
ロッシーとWWEの関係を裏付けるかのように、STARDOMとのビジネスを望み続けながら叶えることができないでいるAEWトニー・カーン社長は、Xで「バイバイ、ロッシー!」とポスト。同時に複数のgif画像を投稿し、「ロッシーとWWEが結託していた」ことを強く示唆しました。
これが産業スパイを示す例なのは明らかだ。
— Tony Khan (@TonyKhan) February 5, 2024
両者が繋がりを持っているのであれば、WWEのライバル団体であるAEWがSTARDOMとビジネスをできないのは当然。アメリカプロレス界への移籍が噂されているジュリアに対し、WWEが強い関心を持つ一方、AEWはなぜか「まったく興味なし」とされていました。そもそも獲得の可能性がゼロなのだから、興味を持つ意味もない…ということだったのか?
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、STARDOM内部の状況についても報じています。多くのレスラーたちはロッシーに忠誠を誓っており、現時点でSTARDOMと長期契約を結んでいるのは自伝的映画『家出レスラー』の公開が5月に迫る岩谷麻優だけなのだそうです。
「引抜き行為」があったとされるロッシーですが、親会社のブシロードは一部のレスラーたちに対して法的な警告を提示し、レスラーたちは契約を満了する3月まで団体にとどまることが予想されるとのこと。
新日本プロレスのSTRONG女子王座チャンピオンのジュリアは、2024年4月開催の新日本シカゴ大会Windy City Riotに出場しない見込み。その背景にはこうした理由があるようです。彼女は3月にSTARDOMとの契約が満了しますが、契約を更新せず「英語を徹底的に学ぶ」ために休暇を取ると報じられています。
今後も様々な情報が日本とアメリカから報じられるのでしょうね。どこまでが本当なのか…。最近当サイトが紹介したSTARDOM絡みの話題がことごとく回収されているのは興味深いと思いましたが、ランダムに点を繋げば何らかの形が出来上がるのが世の常です。
トニーが暴れているのは「懲りないな」と思いました。
(WrestlePurists)