2024年2月、TNAのスコット・ダモール社長は親会社Anthemへの予算増加の提案を断られた末に解任されました。
現場から支持される理想的なリーダーだった彼がこうした形で突然団体を去ってしまったことに怒りを覚えるレスラーが複数いると報じられています。後任のアンソニー・シシオーネ社長はプロレス界未経験。Anthemによる舵取りに注目が集まっていました。
Fightfulによれば、先日開催されたPPV「No Surrender」に先立ち、経営陣とレスラーが参加する全体会議が行われたそうです。
新旧の経営陣が登場し、一部のレスラーたちと個別に話し合う機会もあったとか。会議は成功し、彼らは関係修復に成功。あるトップレスラーは、TNAからの退団を検討していたものの、自発的に団体へ留まることを決めたそうです。
レスラーたちの多くはダモールの解任に怒っていましたが、「すべてを投げ出したくはない」とも思っていたそうで、この会議はTNAが再び前進することや未来に興奮する助けになった、といいます。
ひとまず現場は落ち着きそうですが、今後のAnthemの舵取り次第でまた不満が溜まることもあるかもしれません。そうなった時にどう対応するのか…。
(Wrestling Inc, Fightful)
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