AEWは巨大なロースターを擁する団体で、多くの才能あふれるレスラーたちがしのぎを削っています。
AEWは、事実上の配下団体であるROHの番組も合わせると週に4つの団体を放送し、レスラーたちはそれぞれの番組で出番を与えられています。しかし、特にDynamiteやCollisionでは一部のレスラーたちにスポットライトが集中する傾向があり、テレビ番組で試合をするチャンスが与えられないレスラーたちがいることが長年の課題になっています。
彼らにとって、WWEへの移籍は有効な選択肢の1つ。AEW初期メンバーの1人であるショーン・スピアーズは2024年2月に、AEWでのブッキングに不満を持っていたアンドラーデは2024年1月にWWEへ復帰しています。
NXTを率いるショーン・マイケルズは、「NXT Stand & Deliver」の記者会見で「NXTで活躍して欲しいAEWレスラーは誰か?」と質問され、AEWが優れたレスラーたちを抱えていることを認めた上で、誰でもNXTに受け入れたいと考えていることを語りました。
誰でも受け入れたいといつも思っているよ。これだけは言える。特定の誰かについて言及することはできないが、AEWにはたくさんの才能あるレスラーがいると思うんだ。[…]以前NXTにいたレスラーたちの中には、今はAEWにいる人もたくさんいる。俺はいつも彼らを愛してきた。
確かに、才能の観点から見て、素晴らしい能力を持っていると思わせるレスラーがAEWにもいる。もし俺たちが彼らと一緒に仕事をする機会を得られたら、特別なことを成し遂げることができると思うよ。
我々は、いろんなレスラーたちを成長させることを楽しんでいる。大学を卒業したばかりのレスラーであれ、他団体にいたレスラーであれ、スタンスは変わらない。もしNXTで俺たちと一緒に仕事をする機会をくれるレスラーがいるなら、彼らの目標やこのビジネスから得たいものにはるかに近づけてあげられると思う。それが俺達の仕事であり、それを実現するために非常に一生懸命働いているよ。
だから、AEWであれ、日本であれ、TNAであれ、同じことだ。俺は、NXTが誰かのキャリアを現在よりも良くし、俺たちがこれから迎える週末のようなものを楽しむ機会を与えることに、とても興奮している。
(Wrestling Observer)