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【AEW】ケニー・オメガがCMパンクとの関係や彼の愛犬ラリーを語る。「俺たちの間に問題はなかった。ラリーを危険から遠ざけたかった」

インタビュー

2022年9月に開催されたPPV「ALL OUT」のバックステージで起きたThe Elite(ケニー・オメガ&ヤング・バックス)とCMパンク&エース・スティール組の大喧嘩は、AEWの歴史に暗い影を落とすことになりました。

「AEWがネット上のゴシップから守ってくれない」など、様々な不満を貯めていたパンクは、ショー終了後の記者会見で副社長のEliteたちや元親友のコルト・カバナに対する徹底的な批判を展開。その後、バックステージで彼らは大喧嘩し、ケニーはパンクの愛犬ラリーをその場から避難させたり、スティールから腕を噛まれたりと、大変な状況での立ち回りを強いられました。

喧嘩後の報道で、パンクはケニーに対して「君に対して悪いことは何も思っていない」と伝えたことが報じられており、パンクが嫌悪していたのはバックスだったことがわかっています。パンクとケニーの間に問題はありませんでした。

Twitchでの配信の中で、ケニーはこの時の出来事やパンクについて語り、パンクの愛犬ラリーを喧嘩の場から遠ざけたことやパンクとの関係、「俺は良い副社長ではないかもしれない」と思っていることなどを赤裸々に語りました。

パンクの愛犬ラリーについて

副社長としての俺の役割は、混乱が起きている最中に現場に入り、事態を沈静化させ、全員にとって平和な環境を作り出すことだと思ったんだ。その騒動の中で最も大切な存在はラリーだったんだよ。あの子を平和な場所へ連れて行くことができた。マジな話、俺にとって一番の懸念事項はあの子だったんだ。

おかしな話に聞こえるかもしれないけど、俺は動物やペットを人間と同じように……いや、俺の人生で最も大切な存在だと思ってる。だから、小さいラリーをあそこから連れ出すことが最も重要だったんだよ。そして、それは成功した。

パンクとの関係について

パンクとの現在の関係?わからないな、お互いにリスペクトしているだけだよ。あの後、連絡を取り合った。特にプロレスに関しては、嫌いな人や問題がある人は思い浮かばないんだよね。

「もう大丈夫だね」というわけじゃない。そもそも、俺達の間に悪いことは何もなかったんだ。正直な話、別の要因がなければ、大喧嘩の夜にその話をすることもできたと思う。俺が知る限り、俺たちの間に問題はないよ。まったくなかったと思うね。

あまり無愛想に見られたくないし、そういったことについて秘密にしているように見られるのは嫌なんだ。うん、事情はあるよ。でも、それがなかったとしても……俺はプロレスでたくさんのコメディをやっているから変に聞こえるかもしれないけど、公にする必要のないことを明かすのはあまり好きではない。だから、何らかの理由で誰かが喧嘩した場合でも、公にされるべきではないんだ。それはただ、彼らが自分たちの問題を解決するために話し合いが必要なこと。それだけだよ。

大喧嘩を鎮められなかったことについて

残念ながら、どんなに努力しても、俺一人の力では何もできないほど混乱していた…。その時、俺が場を鎮めるためにしたいと思っていたことが、他の人たちの望みと必ずしも同じではなく、また彼らが望まない方法でもあるということに気付いたんだ。ボスが対処したいと考える方法でもなかったかもしれない。

そして、「俺は責任を持つべきではないな」と自分でも思った。私はオールドスクール派だとは言いたくないし、実際オールドスクール派じゃない。ただ、コンタクトスポーツをたくさんやってきたし、柔術やボクシング、総合格闘技にも打ち込んできた。時には、パフォーマンスを行う時、戦う時、すべてがかかっている時、心と魂をすべて注ぎ込んで、高いストレスや不安に襲われている時、もう体力的に疲れ果てている時だってある。そういう状況では、感情を抑えきれず、誰かに手を出したくなるものだよ…人間というものは。

そして、俺は残念ながら、あるいは幸いにも、こういう考えを持っている。もし「これが問題を解決する最良の方法だ」と決まり、その後で握手して先に進めるなら、実際に戦ったほうがいいよ。あまり良い考え方に聞こえないかもしれないね…だから、俺を副社長にするなよ。

俺たちは、戦うことで物事を解決することは、もうできないんだ。時には、そうやって物事を解決しなければならないこともある。それを画面上でみんなに見せたり、誰が勝ったか負けたかをネットで自慢するためではない。そうではなく、ただ必要なものを出し切るためだ。正直なところ、今でも、それが最も適切な解決策だったかもしれないと思ったことが何度もあるよ。しかし、それには至らなかったんだ。

(Wrestling Observer, Wrestling Inc)

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