WWEやAEW、そして新日本プロレス「レッスルキングダム」への出場により、何万人もの観客を前にパフォーマンスを披露してきたブライアン・ダニエルソン。
その伝説的なキャリアで数多くの名勝負を生み出してきた彼は、大きな以下以上でも小さな会場でも変わらぬパフォーマンスを披露してきました。しかし、どちらかといえば、彼は大会場よりも小さな会場のほうが好きなようです。
最新のインタビューで、彼は会場の大きさの好みについて次のように語りました。
かつて、俺は小さな会場の観客の前でプロレスをしていたんだけど、その一方で日本にも行っていた。日本ではプロレスが非常に人気があって、2003年に新日本プロレスの東京ドームで試合をした時は約3万5000人のファンが会場に詰めかけたんだ。そして、どこかの会場では3000人か4000人のファンが観戦する。
それまで全く経験がなかったわけではないけど、そこでレスラーが経験するのは、何千人ものファンの中に「あなたに会いに来る人」がいたり、「あなたが一番のお気に入りのレスラーだという人たち」がいる…というハイレベルなものなんだよ。これは本当に奇妙な経験だ。
面白いことに、俺の好みは「親密さ」でね。小さな会場にはエネルギーがぎっしり詰まっているから、こっちのほうが好きなんだ。たとえ東京ドームに3万5000人いたとしても、まだ3分の2しか観客席が埋まっていないなら、ぎっしり観客が詰め込まれた小さな会場の方が良い。
音楽の好みもそういう感じなんだよ。親密なコンサートを見に行きたいと思う。俺の妻は、エネルギーが高まるスタジアムやアリーナでガンズ・アンド・ローゼズを見に行きたがるけどね。俺の好みは、小さな会場で行われる親密なコンサートだよ。
問題は、俺たちがやっていることをどのようにして、一番遠い席にいる人たちにまで伝えるか…ということ。腕の見せ所だね。ジョン・シナのような人はそれが非常に長けている。ケニー・オメガやアダム・コープランドも素晴らしい。リングから一番遠い席の人たちのためにプロレスをするんだ。
(Fightful)