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AEWは「素晴らしいバックステージを持つ楽しい職場から、いい生活はできるが出世のできないストレスのたまる職場」になった?

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AEWの巨大なロースターと番組に出演できるレスラーの枠が限られていることに関連した不満は、以前から度々報じられてきました。

2019年の旗揚げ以降、AEWは積極的に多くのレスラーを獲得し、ロースターを拡大してきました。CMパンクやブライアン・ダニエルソン、オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイといった大物レスラーたちの入団は団体を勢いづかせましたが、入団前からビッグスターだった彼らの存在は、これからAEWでスターになっていこうとしている若手・中堅たちから活躍の機会を奪ってしまうという側面もあります。

かつて、AEWは「クリエイティブの自由が保証され、のびのびと活躍できる理想的な団体」だと考えられていた時期もありました。しかし、出だしこそ好調なもののその後停滞してしまうスタートアップ企業が多いのと同様に、若い団体であるAEWにも閉塞感が漂っています。

レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、現在、AEWでは「試合に出場できる時間の不足や、上昇していく機械の少なさ」が不満のタネになっているのだそうです。

AEWは、WWEの選手たちがびくびくしていた時期に、素晴らしいバックステージの友好関係を持つ楽しい職場だった。しかし、今では多くのレスラーが、いい収入……時には大きな収入を得ているものの、思っていたほどリングに立てず、出世もできないことにかなりのフラストレーションを感じている。

Dynamiteしか番組がなかった頃とは違い、今はAEWの番組が週に7時間も放送されています。しかし、多くのファンは「AEWはロースターを十分に活かしきれていない。プッシュするべきレスラーをプッシュできていない」と考えているのも事実です。

(Wrestling Observer, WrestlePurists)

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