AEWが放送するテレビ番組は、大きな盛り上がりを見せていた2021年頃と比べると視聴率や視聴者数などのレイティングが低迷しています。
2024年のDynamiteは、年初こそ平均視聴者数が90万人を超えることも多かったものの、春から初夏にかけては60万人台を記録することもあり、先週の現地6月12日放送分は約681,000人でした。ちなみに、この数字はコーディ・ローデスが出演した同週のNXTに劣りました。
そして…現地6月19日放送の最新回の平均視聴者数は約502,000人。これは、通常放送の数字としては番組史上最低の記録です。NXT最新回の平均視聴者数は724,000人だったので、またしてもNXTを上回ることができませんでした。
Dynamiteの視聴者数をチェックしている人たちにとって、約502,000人という数字は衝撃的です。一体なぜこのような数字を記録してしまったのでしょうか?
有識者の間では多くの要因が組み合わさった結果だと考えられており、NBCで放送されたオリンピックの予選番組(平均視聴者数約350万人)やESPNの大学野球ワールドシリーズ(平均視聴者数約180万人)に視聴者を奪われたことや、放送日が祝日だったこと、ケンドリック・ラマーのライブがストリーミング配信されたことなどが要因に挙げられています。
ちなみに、Dynamiteは水曜日にケーブルテレビ局で放送される番組としては18~49歳の視聴率が毎回トップクラスで、今回も全体3位を記録しました。18~49歳の視聴率はアメリカのテレビ業界で非常に重視され、視聴者数よりも視聴率のほうが、スポンサーが広告を打つ上で重要視される傾向があるようです。
報道によれば、AEWの番組を放送するテレビ局を所有する巨大メディア・コングロマリットのワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、Dynamite最新回の低迷を申告に捉えておらず、来週は数字が回復するだろうと楽観的に考えているといいます。
(Cageside Seats)