2024年、WWEから2人の選手が退団する過程が大きな話題になりました。
東京オリンピックのレスリング金メダリストで、超トッププロスペクトとしてWWEと契約したゲイブル・スティーブソン。彼はいきなりメインロースターでデビューするのではないか……という噂が流れた時期もありました。
しかし、過去の性的暴行疑惑やプロレスラーとしての成長が見られないこと、ファンからの支持を集めることができなかったことなどにより、表舞台での試合はたったの一度だけという形でWWEから去る事になりました。その後、彼はアメフト選手へ転向。これまでとは違うフィールドで活躍する日を目指してトレーニングを重ねています。
そして、ロンダ・ラウジーに対するセクハラ疑惑が明るみに出たドリュー・グラック。技巧派として知られる彼は、セクハラ疑惑が話題になったタイミングで仲間たちへのいじめも発覚し、散々な状態で契約満了を迎えました。
そんな2人に対し、NXTを率いるショーン・マイケルズは、先日開催されたHeatwaveの記者会見で次のように語りました。
グラックについて:NXTでは、少なくともここ1年半から2年ほど、人材の流動性を保つプロセスを試みてきた。結局のところ、メインロースターに上がることがすべてなんだよ。2、3年経ってもそれが実現しないなら、他の人材を呼び入れるか、次に進む準備ができているかを見極める必要があるんだ。
スティーブソンについて:彼は信じられないほど才能のある人物だと思う。それは誰の目にも明らかだよね。
この若者ができることの一部は驚くべきものだよ。私の理解では、彼は最近フットボールにドラフトされたそうだね。明らかに、彼はどこに行っても成功する人物だ。フットボールでの挑戦に幸運を祈ると同時に、どのような結果になるか楽しみにしているよ。
(Wrestling Inc)