プロレス界には多くのプロレスラーがおり、その中には問題を起こしてしまう人もいます。
2020年に勃発した、アメリカやイギリスのプロレス界で活躍するレスラーたちの性的問題を告発するムーブメント「#SpeakingOut」では、人気レスラーのマーティ・スカルが「2015年に泥酔した16歳の少女と性行為に及んだ」ことが告発されました。彼は「合意の上だった」と主張しています。
また、元WWEのアルベルト・デル・リオは2020年に当時交際していた女性への性的暴行で逮捕されました。かなり大きな刑が科される可能性もありましたが、複数回の裁判延期の後、「承認の不在」により起訴は取り下げられました。
AAAのブッカーを務めるコナンは、2022年から現在に至るまでこの2人をショーにブッキングし、そのことがネット上で批判の対象になっています。自身のPodcast番組で、彼は「プロレスラーの道徳性がネット上で採点され、活動に支障をきたすこと」への意見を語りました。
俺はアルベルト・デル・リオやマーティ・スカルを起用して多くの批判を受けた。俺の考えはこういうものだ。誰にだって、他人に知られたくない恥ずかしい秘密があるはず。だから他人を裁くべきじゃない。
第二に、ネット上のみんなは彼らの人生をキャンセルしたがっている。二度と仕事ができないようにしようとしているんだ。少なくとも、刑務所に入れば刑期があります。SNSという刑務所には刑期がない。終身刑さ。そんなのおかしいだろ。
ハルク・ホーガンが最低な言葉を使ったのは問題だ。もちろん、俺だってマイノリティだし、あんな言葉遣いは好ましくない。失望したよ。でも、彼はタンパ出身なんだよ。70年代当時、彼らはそういう話し方をしていたのさ。そんな人に何を期待するというんだ?
(WrestlingNews.co)