PPV「ALL OUT」でジョン・モクスリーによる窒息攻撃で大ダメージを受けたブライアン・ダニエルソン。
ジャック・ペリーを相手にAEW世界王座の防衛に成功した彼ですが、身体に蓄積されたダメージは相当なものがあり、年内に首の手術を受けなければならない状態だといいます。AEW世界王座を失ったらフルタイマーとしての活動は終了。満身創痍の状態でキャリアを賭ける日々を送っています。
そんな彼は、現地9月25日に開催されるDynamite: Grand Slamでナイジェル・マッギネスとノンタイトルマッチで対戦予定です。本来であれば、彼はGrand SlamでAEW世界王座への挑戦権を持つダービー・アリンと対戦する予定でしたが、ダービーは同王座への挑戦権を賭けてモクスリーとシングルマッチで対戦する予定です。
Nigel McGuinness takes us back to 16 years ago when he had a historic rivalry with #AEW World Champion Bryan Danielson, and why he believes it’s proof that HE is the one to end the career of the American Dragon!
Watch #AEWCollision on TNT!@McGuinnessNigel | @bryandanielson pic.twitter.com/SCzlZbmdQk
— All Elite Wrestling (@AEW) September 15, 2024
マッギネスとブライアンは2000年代にROHで壮絶なライバル関係を繰り広げ、多くの名勝負を生み出しました。約15年ぶりの対戦に、世界中が注目しています。Collision最新回で、マッギネスはGrand Slamでブライアンとの試合がブッキングされた背景を語りました。そこには、ブライアンが満身創痍である、という事情があるといいます。
ブライアンが試合に出られるかどうか、確証はないんだ。トニー・カーン社長にすら分からない。でも、正直に言うと、ジョン・モクスリーがダービー・アリンとのタイトル挑戦権を争う試合に出るのは、純粋な憶測からだったのさ。それで、トニー・カーンに提案した。
Grand Slamにブライアン・ダニエルソンが出られるかどうかは誰にもわからない。だから、もし彼が出場できるなら……ダービーの相手はモクスリーに決まったわけだから、それなら俺がブライアンの相手をしたい。そうトニーに言ったんだ。だから俺はアーサー・アッシュ・スタジアムへ行く。問題は、ブライアンが会場に来るかどうかだね。
俺が言いたいのはこういうことだ。ブライアン、もしお前が来ないなら、それはコンディションが原因じゃないよな。俺が怖いからだ。前にも言ったけどな、トニー・カーンよ、今度は世界中に俺たちの戦いを見せつけてやるぞ。
16年前、ブライアン・ダニエルソンと俺は互角の強豪だった。ROH世界王座を賭けて争い、プロレス界を騒然とさせたものだ。
でもな、あのブライアン・ダニエルソンを、あれほど説得力のあるやり方で、残酷に、徹底的なやり方で倒した者は、俺以外にはいないんだよ。彼が歴史的なキャリアを送り、All InでAEW世界王座を獲得したとしても、かつて俺と対戦した時の記憶に今でも悩まされているのさ。
あれから16年が経った。今、俺は人生最高の状態にある。お前よりもコンディションは良いんだ。お前の身体は長年のダメージでボロボロだろ?
でもな、心配するなよブライアン。試合はノンタイトルマッチだから、お前は買っても負けてもAEW世界王座を手に会場を去ることができる。はっきり言っておくぞ。もしお前が会場に来るなら、俺がお前のキャリアを終わらせる。ボールはお前が持っているんだ、ブライアン。
(Fightful)