WWEが所属選手たちとの新契約交渉に臨む際のアプローチは、状況によって異なります。
2019年にAEWが設立されるにあたって、WWEは人材流出を避けるために所属選手たちに対して「高年俸&3年以上の複数年契約」での再契約オファーを次々に出しました。この時残留した選手たちの中には、新型コロナウイルスのパンデミックが起きたことによって契約途中で解雇された人もいれば、2022年から2024年にかけて契約満了のタイミングを迎え、新たな契約にサインした人もいます。
後者にあたる選手たちに対し、WWEは状況によって異なるアプローチを取ってきました。2023年には、「ドリュー・マッキンタイアが年内に契約を満了するが、WWEはなかなか契約交渉に着手しない」と頻繁に報じられましたが、2024年は余裕を持ったアプローチが続いています。先日はランディ・オートンやアスカ、シェイマスらの新契約締結が報じられました。
PWInsiderによれば、現在、WWEはリア・リプリー&リヴ・モーガン&ナイア・ジャックスとの契約延長に着手しているようです。女子部門を代表するスター選手たちの確保に力を入れていますね。
現在のWWEのアプローチは、「人材確保により一層積極的」。彼女たち以外にも、現在の契約がまだまだ続く選手たちへ契約延長が持ちかけられているといいます。その背景には、AEWがワーナー・ブラザース・ディスカバリーとのテレビ放映権契約をまとめ、より多くの資金を得る見込みであることが影響しているかもしれません。
(PWInsider, Wrestling Inc)
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