AEWとの契約を満了後にWWEへ移籍することが確実視されているレイ・フェニックス。
ルチャ・ブラザーズの相棒ペンタ・エル・セロ・ミエドが間もなくAEWとの契約を満了するのが確実な一方、フェニックスは負傷期間が長く、AEWがその期間だけ契約を延長するオプションを行使すればペンタと同じタイミングで退団することはできない…という状況でした。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、AEWはこのオプションを行使。フェニックスとの契約は約1年間延長されたそうです。
AEWは2人に対して高額の再契約オファーを提示しましたが、2人はこれを拒否したといいます。AEWから退団したいという意思があるのは間違いなさそうです。こうした状況で、AEWは「ライバル団体に自団体のスターレスラーが揃って移籍するのを防ぐ」というビジネスにおいて理にかなった決断を下しました。
プロレス界では、こうしたオプションの行使はありふれた出来事です。しかし、ネット上では賛否両論が巻き起こっており、「同じ状況だったジェフ・ハーディーの時は契約を延長しなかったのに、フェニックスのオプションを行使するのはどういうことだ?」「こうした状況でWWEがどうするかは誰にだってわかる。AEWも同じルールで行動するべきだ」という意見もありました。
2ヶ月以内に契約を満了するペンタがAEWに不満を抱いた理由は2つ報じられています。一つは、CMLLのルチャドールが遠征してきたAEWのテレビ番組で試合ができなかったこと。これは2024年に解消されました。
そして、もう一つはブッキングへの不満。残留しても希望するような使われ方をしないのなら、フェニックスと一緒にWWEへ行きたい…という思いがあったのでしょう。
(Wrestling Observer)