新型コロナウイルスのパンデミックが起こる前年に設立されたAEW。
WWEやインパクト・レスリング(現TNA)、ROHとは別の大規模な団体が誕生したことにより、プロレス界に多くの雇用がもたらされました。苦しいパンデミック期を乗り越え、現在もビジネスを拡大しているAEWの存在は貴重です。
かつて「イーズラ・ジャッジ」のリングネームでWWEに在籍し、パンデミック期の2021年に大量解雇の対象になったEJンドゥカは、MLWを経てAEWへ入団。現在はAEWとROHで活躍中です。
彼は、黒人レスラーの先輩であるスワーブ・ストリックランドが「黒人がトップレスラーになることの難しさ」を語ったインタビュー動画に対して、AEWが存在しなければ自分のような立場のレスラーは廃業に追いやられていた…という切実な意見やWWEへの不満をコメントしました。
スワーブよ、後ろの奴らにも聞こえるように大声で言ってくれ。WWEは俺たちにチャンスをくれなかった…。そして今見てみろ。クリームは常に上に浮かぶんだ。業界を揺るがす存在だよ。
NFLからプロレス界にやって来た俺は、誰よりも一生懸命な奴がチャンスをもらえると思ってた。WWE時代は、毎日一番にリングへ来て、最後に帰ったものだよ。追加練習にも全部出た。でも、助けを求めたけど、何もしてくれなかった。
あいつらは、家族や他の多くのレスラーの足元から急に地盤を奪ったのさ。ビンス・マクマホンの口止め料に金を使いたかったから。俺に言わせりゃ、あいつらにはガラスでも食わせたいよ。
俺の言ってることに異議を唱える奴がいたらいいのに。こんな日が来ると分かってたから、全部記録して証拠も持ってるよ。あいつら、俺がAEWに来るのを丸1年も妨害しようとしたんだぜ。「自分の間違いを認めたがらない人たちがいる」って言われた。
闇の中で起こったことは必ず光の中に現れると固く信じてる。ルカによる福音書8章17節だ。AEWとROH、そしてすべてのロッカールームへの感謝は忘れない。何もないところから何かを作り上げたんだからね。ここがなかったら、俺たちの多くは消えてたかもしれない。
心から君の未来と成長を楽しみにしてくれるボス、全員を祝福するために待ってくれるボスの下で働きたいよな。君を無視したり、違うことをしようとすると潰そうとするボスじゃなくてさ。最終成果物としてしか見てくれないボスは嫌だ。
あいつらからは、「NDAにサインしろ。チャンスがなかったとは言うな」って言われたよ。そうしないと自分で自分の首を絞めることになるって。あれから3年経った今じゃどうでもいい。あいつらはパンデミックの最中に俺の家族を見捨てたんだ。そして家を失いかけた…黙って頭を下げろってか?
恐れのせいで、誰も声を上げない。でも俺は怖くないし、証拠もある。俺を知ってる奴は分かってる、俺は真実を語るってな。とにかく、ポップコーンの用意でもしとけよ。#LEEJが世界を驚かせるぜ。チャンスをもらうたびにやってきたようにな。
WWEから退団した後、MLWに行って1試合で認められた。もっと言いたいこともあるけど、AEWにいられて幸せだし、トニー・カーンに俺の家族にこの愛して尊敬してる業界で働くもう一つのチャンスをくれたことに感謝してる。俺みたいな奴は数え切れないほどいるよ。
俺は、息子が生まれて3ヶ月も経ってないときに解雇された。理由も教えてもらえず、「今まで一番つらい解雇だった」とだけ言われたっけな。パンデミックの真っ最中だった。プロレスを辞めようと思ったけど、妻と何人かのトップ選手が「続けなきゃダメだ」ってDMを送ってくれたんだよ。
(Fightful)