以前から話題になっていた噂がついに発表されました。
現地10月2日、AEWとワーナー・ブラザース・ディスカバリーはメディア放映権契約の更新を正式発表しました。これにより、DynamiteとCollisionは引き続きワーナー系列のTBSとTNTでの放送が継続されます。その一方で、発表にはRampageについての言及はありません。これまでの報道の通り、おそらく放送終了となるのでしょう。
契約期間や金額は明かされていませんが、Variety誌によれば、契約の価値は年間1億5000万ドル(約220億円)。SportsBusinessJournalは、放映権料やその他の要素を含めると、総額1億7000万ドル(約250億円)程度と推測される、と報じています。WWEとNetflixが2025年1月からRAWをNetflix配信番組へ移行するための契約は10年50億ドル(約7300億円)で、1年あたり5億ドル。規模では及びませんが、それでも大型契約なのは間違いありません。
契約期間については、正式発表前にPuckが3年契約+1年のオプション付きだと報じています。また、SportsBusinessJournalは、ワーナーがAEWの株式を所有しているとも報じていますが、Fightfulがこれを否定する報道を発信しています。これがもし事実なら、AEWとワーナーのつながりは以前にも増して強力なものになるでしょう。
また、AEWのテレビ番組やPPVはワーナー系列のストリーミングサービスMAXでライブ配信&オンデマンド視聴が可能になるそうです。AEWのテレビ番組は新日本プロレスのNJPWWORLDで日本語版が、竹下幸之介の試合はWRESTLE UNIVERSEで配信されていますが、今回の契約が日本語版配信に影響を与えるかどうかは不明です。
今回の新契約により、AEWはこれまでの団体運営の成功を証明することができました。3年の間にさらに価値を高め、次の契約で今回の契約内容を上回ることが目標になります。トニー・カーン社長の手腕に注目です。
(Wrestling Observer)