現地10月19日、元TNA社長スコット・ダモールによるカナダを拠点とする新団体Maple Leaf Pro Wrestling(MLP)の旗揚げ興行が行われました。
メインイベントは竹下幸之介VSマイク・ベイリー。TNAの元部下たちも多く参加したショーは大盛りあがりで、団体は素晴らしいスタートを切りました。
The @AEW International Champion @Takesoup picks up a well-earned victory over @SpeedballBailey in our main event of the evening!#MLPWrestling
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— MAPLE LEAF PRO Wrestling (@MapleLeafPW) October 20, 2024
Fightfulによるインタビューで、ダモールはMLPの目標を語りました。プロレス界で大きな役割を担っていくであろうこの団体は、どのように高みを目指していくのでしょうか?
まずは一歩ずつ進んでいく必要がある。今の目標は、質の高い興行を打つことだね。カナダの才能に、世界トップレベルの選手たちと共に活躍するチャンスを与えたい。
カタールのQPW、オーストラリアのOPWと提携しているんだ。でも、同じ志を持つパートナーがいれば、どんどん手を組んでいきたい。選手たちが世界中で活躍できる場を作るのが狙いだよ。
カナダ全土をカバーする団体を作ることも重要だ。長年そういう団体がなかったからね。純粋にカナダ発の、自分たちのプロレスを作り上げたい。最終的には、ブリティッシュコロンビアからニューファンドランドまで、カナダ中の選手が活躍できる場にしたいよ。
1年後、2年後、5年後、我々の評価はどうなるだろう。素晴らしい試合を見せるだけじゃなく、どれだけ多くの選手のキャリアを後押しできたか、それが評価の基準になると思うんだ。次世代のカナダのレスラーたちには、ボビー・ルードやエリック・ヤング、トレイシー・ブルックス、ゲイル・キムたちが得た以上のチャンスを与えたい。
昔は、カナダで注目されるのは本当に難しかった。ボーダーシティ・レスリングのような団体が頑張ってきた成果は誇りに思うし、クリスチャンやエッジ(アダム・コープランド)のようなレスラーたちがここで経験を積んだことも誇りだ。そういった流れを引き継ぎつつ、もっと大きなスケールでやっていきたいんだよ。
90年代や2000年代初めは、テレビがすべてだった。でも今は違う。ネットやSNS、配信サービスのおかげで、可能性が広がっている。我々のミッションは明確だ。カナダ発、カナダ色の強いプロレス。カナダの選手を中心に据えつつ、世界中から選手を呼んでくる。竹下のような今まさに全盛期の選手も、若手を指導できるベテランも、両方必要なんだよ。
(Fightful)