RAW最新回でカイリ・セイン&イヨ・スカイを相手に「中国語を学ばないとな」と発言したカリート。
明らかに人種差別的な発言ですが、これはカリートのアドリブで、WWEが意図したものではありませんでした。団体内部では批判的な声も上がっていると報じられています。
“I gotta learn Chinese”
— Carlito as IYO and Kairi walk out#WWERAW pic.twitter.com/5s9hc9BQM3
— Wrestle Ops (@WrestleOps) October 22, 2024
【WWE】カリートによるカイリ・セイン&イヨ・スカイへの「中国語を勉強しないとな」発言はなぜ生まれたのか?
RAW最新回でのカリートの一言が話題になっています。 アダム・ピアースとDamage CTRLが登場したセグメントで、カリートはイヨ・スカイとカイリ・セインが画面外へ去っていく間際...
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、今回の「中国語を学ばないとな」発言は90年代半ばのショーン・マイケルズによるHakushi(新崎人生)への日本人と中国人を混同した発言に近いと指摘。マイケルズも批判を受けたことから、クリエイティの責任者のHHHはこうした「不適切な冗談」に慎重な姿勢を取っており、台本に書かないようにしていたようです。
しかし、カリートのアドリブによって「不適切な冗談」が放送されてしまいました。WWEは本放送後の媒体では該当箇所を削除することで対応していますが、SNSには映像が出回っています。WWEは、今後こうしたことが起こることを臨んでいないだろう……とメルツァーは指摘しています。
かつての問題発言を指摘されたマイケルズは、先日のインタビューで「ジュリアやステファニー・バッケルなど、非英語圏から来た選手たちとのコミュニケーションでは慎重に言葉を選んている」と発言しています。カリートも失敗から学ぶことができるでしょうか?
(Wrestling Inc, Wrestling Observer)
あわせて読みたい
【WWE】ショーン・マイケルズがジュリア&ステファニー・バッケルの「言葉の壁」対策を語る。「2人と話す時は慎重に言葉を選ぶ」
日本からやってきたジュリア、そしてチリ出身のステファニー・バッケル。WWE・NXTには、アメリカ国外からやってきた2人の素晴らしい女性選手がいます。 彼女たちはNXTで大きな注目を...
【WWE】シェルトン・ベンジャミンがビンス・マクマホンとの交流を振り返る。「嫌な思いをしたことはない。怒鳴られたのは一度だけ」
アマレスの猛者として活躍した後、WWEでプロレスラーデビューを果たしたシェルトン・ベンジャミン。 彼はキャリアの大半にあたる16年をWWEで過ごし、ビンス・マクマホンと多くの時間を...