2010年代から2020年にかけて、バックステージでの問題児ぶりが度々話題になっていたテッサ・ブランチャード。
2020年に女子レスラーとして初めてインパクト女子世界王座を獲得するなど、その実力は誰もが認めるところ。しかし、同年に仲間たちから人種差別発言やいじめなどを告発され、インパクト・レスリング(現TNA)から去ることに。その後婚約者のダガと共にメキシコへ渡った彼女は深刻な不安障害に苦しんだと告白しています。
そして2024年末、彼女はまさかのTNA復帰を果たしました。このTNAの決断には賛否両論あり、少なくともWWEのチェルシー・グリーンは反対派です。
Xで「WWEにはプロレス界最高の人材が揃ったロッカールームがあり、お互いを高め合っている。中にはお仕置きが必要な人もいるけどね」と投稿したグリーンに対し、とあるファンが「嫉妬と些細なことで、テッサ・ブランチャードを自殺念慮に追い込んだ女子レスラーたちにこそ、お仕置きが必要なんじゃない?」と発言。これに対し、彼女ははっきりと反対意見を述べました(現在は削除)。
あり得ない…。レイシストのいじめっ子を擁護するなんて引くわ。誰か説明してあげてよ笑
テッサがTNAへ移籍する前に2024年8月、グリーンはインタビューでテッサから人種差別発言やいじめへの謝罪がないことを批判していました。
自傷行為や自殺念慮は誰にも望まないし、彼女が平安を見つけられたことを願います。ただし、シンプルな「ごめんなさい」は大きな意味を持ちます。まだ謝罪の言葉を聞けていません。責任を取ることは重要で、インタビューを重ねる”償いツアー”をするだけでは、自己中心的ないじめっ子の行為は消えません。
実は、グリーンは2020年にテッサのいじめを暴露したレスラーの1人でした。
あなたは、私を含め、数え切れないほどの女性レスラーをけなし、いじめ、軽蔑してきた。それがサポートだって言うの?
ブッカーTなど、業界内では「テッサにキャリア再建のチャンスを認めるべきだ」と主張する人もいます。ただ、それをする前に、テッサに何が求められているのかをグリーンは理解しています。
(Inside The Ropes, NODQ)