2020年にプロレス界を騒然とさせたSpeakingOutムーブメントの中で、酩酊した未成年女性への性的暴行疑惑を告発されたマーティ・スカル。
新日本プロレスやROHで活躍し、AEWへの移籍も噂されていた彼は「同意の上だった」と釈明したものの、この告発によりまともなブッキングを得られなくなってしまい、キャリアは低迷。試合数こそ少ないものの今も世界中の団体に参戦している一方で、大きなチャンスを得ることはできずにいます。

先日、Destiny Wrestlingという団体が現地4月6日に開催されるショーにスカルも参加することを発表しました。これに対し、ネット上では「なぜSpeakingOutムーブメントで問題行為を告発された男をブッキングするのか?」と批判の声が上がりました。
これに対し、Destiny Wrestlingのプロモーターを務める人物が次のように釈明しました。
Destiny Wrestlingは常に、すべての人が安全であることを最優先に考えています。我々のショーで誰も不快な思いをするべきではありません。今回のブッキングについて、イベントに出演するすべての選手と話し合い、問題がないことを確認しました。レスラーたちはみな同じ考えを持っています。
マーティは人生の新たな段階に進んでおり、まもなく結婚を迎えます。彼は成熟し、世界の舞台で再びチャンスを得たいと考えています。最終的な判断は皆さんに委ねますが、イベントはエンターテインメント性に富み、国際的な才能が集う素晴らしいものになることを約束します。
SpeakingOutムーブメントは、男性レスラーたちの精神的・肉体的・性的問題行為をSNSで告発する運動でした。ジョーイ・ライアンやデヴィッド・スターなど複数のレスラーが告発の対象となり、プロレス界に大きな影響を及ぼすことになりました。]



(Fightful)
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