ウィル・オスプレイが2019年のレッスルキングダムで飯伏幸太を相手に決めた衝撃の必殺技、ヒドゥン・ブレード。
無防備な後頭部に叩き込んだ強烈なエルボーは飯伏に大ダメージを与え、病院送りにしました。この後、ヒドゥン・ブレードはレスラーたちから恐れられる技の一つになり、オスプレイは今も愛用しています。
最新のインタビューで、彼はヒドゥン・ブレードの誕生秘話を語りました。プロレスラーになる前、バックヤード・プロレスに興じていた頃のレパートリーの一つだったのだそうです。
バックヤード時代に普通にやってたんだ。相手が倒れてたら、バックエルボーをぶち込む。そんな感じだった。新日本で「ノックアウト級の技が必要だ」って言われたとき、
なぜかこの技が頭に浮かんだんだ。試しにやってみたら、うまくいった。相手も無事だったよ。
でも、新日本が映像を出したら飯伏幸太が脳震盪を起こしたなんて噂が流れた。でもあれはアングルだから、落ち着いてくれよ。実際、すごく説得力がある技になって、みんなに怖れられるようになったんだ。
この技が良いのは、シューティング・スター・プレスや630°スプラッシュみたいな派手な空中技じゃないこと。単にエルボーを振るうだけだ。50歳になって小規模な会場で試合をすることになっても、問題なく使える。それが嬉しいね。
スピアーやトラブル・イン・パラダイス、ブサイク・ニーが好きだったけど、ようやく自分の必殺技を確立できた。
しかも、インディーの選手が使うようになったのも嬉しいよ。地元の会場で試合を見てたら、誰かが「ヒドゥン・ブレード」を決めたんだ。戻ってきた彼が「やったぜ」って感じだったから、俺も「おお、やるな!」ってなったよ。こうやって技が広まっていくのは最高だね。
(Fightful)
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