アメリカを拠点に活動するプロレス団体において、海外出身のレスラーたちの参戦における「ビザ問題」は避けて通れない厄介事です。
レスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスによれば、WWEは現在「深刻なビザ問題」に直面しているという。これが今後のWWEスーパースターにとって具体的に何を意味するのかは不明ですが、過去数年間、アメリカ全土のプロレス団体がビザ問題に悩まされ、選手が長期間にわたって試合に出場できない事態が発生してきました。
他団体でも、動揺の問題が起きています。AEWでは現在、コマンデルとザ・ビースト・モルトスがビザの問題でアメリカでの試合に出場できなくなっています。モルトスとサミー・ゲバラが現在ROHタッグ王座を保持しており、ゲバラとモルトスはメキシコのアレナ・メヒコで防衛戦を行うなど、暫定対応にあたっています。
2026年4月、STARDOMは渡米ビザの申請プロセスにおいて予期せぬ大幅な遅延に直面。レッスルマニア・ウィークエンドに開催した「American Dream 2026」の対戦カードの変更を余儀なくされました。この時は、伊藤麻希、フワちゃん、姫ゆりあがアメリカに渡航することができませんでした。
海外出身のプロレスラーがアメリカで長期的に活動するためには、一般的に「P-1ビザ(国際的に認知されたアスリート向け)」や「O-1ビザ(卓越した能力を持つ人物向け)」を取得する必要があります。しかし、これらの審査は年々厳格化しています。
特に近年は、アメリカ移民局(USCIS)による審査の深刻な遅延や、スポーツ選手に対する労働条件の証明手続きの複雑化が社会問題化しています。書類の不備や審査の順番待ちにより、数ヶ月単位の足止めを食らうケースも珍しくありません。団体側がどれだけ周到に準備しても、国の機関の審査ペースに依存せざるを得ないのが現状です。
(Wrestling Observer)
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