2022年にビンス・マクマホン体制からHHH体制へと移行したWWEは、SNSを有効活用したストーリーを語ることに積極的になりました。そのうちの1つが、2024年に繰り広げられたコーディ・ローデスとケビン・オーエンズの抗争です。
PLE・Bad Blood終了後、2人は駐車場で乱闘を繰り広げました。この様子をファンがスマホで撮影し、SNSにアップロードし拡散。非常に大きな話題となりました。
YOOO KEVIN OWENS JUST TURNED ON CODY
OH MY GODpic.twitter.com/ZNLpAk7zbH
— Julian Weeks (@JulianWks) October 6, 2024
Different view including the lead up to Kevin Owens attacking Cody Rhodes outside.
🎥: @pwillowing
— Wrestle Ops (@WrestleOps) October 6, 2024
Kevin Owens just attacked Cody Rhodes outside.
🎥: @Teddy_Couch pic.twitter.com/0BaC51pJDM
— Wrestle Ops (@WrestleOps) October 6, 2024

2人の乱闘は、「ファンがSNSで拡散するだろう」という狙いがあったとされており、オーエンズはその後もSNSを活用した独自のプロモを発信しています。また、WWEの公式SNSアカウントでも、「ファンのリアクション」を公式映像に利用するなど、新たなアプローチが取られています。
オーエンズは、最新のインタビューでSNS時代におけるWWEの変化を語りました。ビンス時代のWWEは「ファンは賢い」ということを理解していなかった、と批判しています。
明らかに、今の上の連中は意識が変わってる。ファンは賢いし、ちゃんと番組を見て、細かいことも覚えてるんだ。昔の上の人たちは、ファンがそんなに覚えてないと思ってたけど、むしろ彼らこそ半分も覚えてなかったんじゃないか?
俺は何度も言ったよ。「これ3週間前にやったんだから、ファンは絶対覚えてる」って。そしたら「いや、覚えてない」って返されるんだ。だから「それはファンの知性をバカにしてるぞ」って反論してた。
HHHはそのへんをちゃんとわかってる。ファンが覚えてるって信じて、そこをベースにストーリーを作ってくれる。俺からすれば、それだけで今の番組はめちゃくちゃ面白くなってるよ。
俺も子どもの頃、12歳、13歳、14歳くらいのときに見てたけど、全部覚えてたもん。サルタンが出てきた時も「あれリキシじゃん」ってすぐ気づいた。ファンってそういうもんだ。今それをWWEがちゃんと理解して活かしてるのが嬉しいよ。
WWEは時代に合わせて変化を続けています。ビンス時代はリマッチが非常に多いという特徴がありましたが、それも解消されています。HHHは、WWEの未来を的確に予想し、今後も成長に導くでしょう。
(Fightful)
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