WWE世界ヘビー級王者で、先日WWEとの新契約に合意したグンターが、HHHへの深い信頼を語りました。自身のキャリア形成を支えた存在であり、「プロレスそのものを救った」とまで称賛しています。
2019年、彼はNXT UKでWWEデビューを果たしました。ヨーロッパのインディシーンで活躍していたグンターは、長年「ヨーロッパからWWEへ入団するなんて、夢のまた夢」だと考えていたといいます。しかし、WWEがHHH主導で全世界のプロレスラーをスカウトしたこと、ヨーロッパを拠点とするブランドNXT UKが発足したことで、世界中に門戸が開かれました。
グンターは、このことを「プロレスそのものを救った。プロレス界の壁を壊した」を大絶賛しています。最新のインタビューで、彼はHHHがいかにプロレスを救ったかを熱弁しました。
もちろん、今の俺の上司でもあるし、会社の中でもすごくいい立場にいる。でもそれを抜きにしても、彼はプロレスをある意味で救ったと思ってるんだ。
俺が2005年にプロレス界へ足を踏み入れた時、ヨーロッパからWWEに入るなんて夢のまた夢だった。誰に連絡すればいいかも分からないし、どこからアプローチすればいいかも謎だった。とにかく現実味がなかったんだ。
でも、彼が世界中から人材を集めようと動いたことで、欧州出身の俺たちに多くのチャンスが生まれた。あれは本当に大きな功績だと思う。彼が世界中に門戸を開いたことで、WWE以外のプロレス界も活気づいたし、業界全体が良い方向に変わった。
グンターはHHHの元で活躍する期間が長かったものの、一時期だけビンス・マクマホン体制のメインブランドで活動していたことがあります。その頃について、彼は「奇妙な職場体験だった」と振り返っています。
正直、何を求められているのか分からなくて、すごく混乱したよ。ヴィンスとはその間に2回しか会話してない。
体型をシェイプアップしろ、リングネームを「ウォルター」から「グンター」へ変えろ…。ビンスの指示による大きな変化も経験しましたが、彼の威厳が損なわれることはありませんでした。新契約に合意した彼は、今後もWWEの絶対的王者として対戦相手を絶望させるでしょう。
https://wrestling-now.net/archives/40236
(Wrestling Observer)
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